2011/7/ 3

踏んだり蹴ったりニューヨーク道中―D航空よ!絶対許さん

開き直ったスタッフ「飛行機ぃ~は、いろいろあるじゃないっすかぁ」

さあ、こんなことがあったので、帰国便はなんとかまともに飛んで欲しいと思ってチケットを見ると、行きと同じD航空(頭文字出してしまったのは、だんだんと怒りがこみ上げてきたからでしょうか)。埋め合わせとして、絶対にアップグレードをしてもらいたいと貧乏症がムクムクと頭をもたげる。直談判することにしたのだが、何人ものD航空の社員に問い合わせても、返ってくるのは同じ答え。

「搭乗ゲートに行って、そこで文句を言って下さい」

搭乗ゲートに行くと、今度は社員が1人もいない。待つこと1時間。遠くから「エニィクエスチョンズ? 何か質問のある方はいらっしゃいますか」と声が聞こえて来る。おぉ、やった! 見れば50代前半とおぼしき黒髪美しい日本人女性のスタッフがいる。私は勇みよろこんで手を上げた。が、これがこの旅行の最後の悪夢となった。懇々と彼女に説明したところ、返ってきた言葉を忠実に書き起こしてみよう。

「あ~、それダメなんですよ。つぅーかっ、飛行機ぃ~(これは語尾を上げて)は、しょせん、天候とかぁ、いろいろあるじゃないっすかぁ。だからダメなんですよ。えっ? 機材の不備?  う~ん、でも飛行機っていろいろあるからぁ~(再びの語尾上げ)、もういいですか、ゴメンなさいね~。エニィクエッションズ? 何か質問のある方はいらっしゃいますか~」

そう言いながら彼女は去って行った。思わずのけぞったのは私だけでしょうか。いいえ、誰でも、と続けたくなる。ちなみに、D航空のキャッチコピーは、たしかこんな意味だったはず。

「最大ではなく、最良を」

モジョっこ

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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