今年も「楽天市場 2015年 ヒット商品番付」の季節がやってきました。

楽天が、「楽天市場」における商品ジャンル別の売上データをもとに、「楽天市場 2015年 ヒット商品番付」を選出する、年末の恒例企画です。

これを見れば、通販ユーザーが何に注目し購入したかが一目瞭然。普通のヒット商品ランキングと違い、性別や年齢別でヒット商品が分かるのも面白いところです。

さて、今年はどんな商品が"売れ筋"だったのでしょうか――？

マッスルシニア、脱毛男子が台頭

2015年の両横綱は、初登場の「ボタニカルシャンプー」と、「ココナッツオイル」をはじめとするコダワリ系油ブームでした。

ボタニカルとは「植物の」「植物的な」という意味。健康・美容意識の高い層が、植物由来成分を使用したコスメを採り入れていたことから注目を集め、その人気がシャンプーやファッションアイテムにも飛び火しました。海外有名メゾンでもボタニカルファッションを打ち出し、花や葉をモチーフにしたデザインのファッションにも人気が集まりました。

ココナッツオイルは、ハリウッドセレブやファッションモデルが愛用していることから火が点き、一時は店頭からもネットからも商品が消えるほどの大ブームになりました。食べるだけでなくボディケアやヘアケアにも使える豊富な使い道で、美容系ナンバーワンヒット商品といえるでしょう。

そんな"美容系"を使いこなすのは女性ばかりではありません。今年は男性の"自分磨き"が番付をにぎわしています。

両関脇に、「マッスルシニア」と「10代男子の美意識女子化」が並びます。マッスルシニアとは、体力のあるシニア層のこと。超高齢化者社会では「60歳で定年」という概念はなくなり、生涯現役であることが求められる時に、重要になるのはやはり体力。10～20年前と比較し、現在のシニアは5～10歳ほど若返っている（日本老年学会）という調査結果もあり、ワンダーコアやダンベルなどを購入するシニア層が増加しました。

10代男性は、「フラッシュ脱毛器」や「ストレートヘアアイロン」といった美容商品を好んで買っていました。チアシードやフライパンなどを購入する男性も多いことから、特に若年層における美意識の男女差がなくなってきていることがわかります。

ちなみに、期待株では、「ラグビーブーム」が挙がっています。秋に開催されたワールドカップで、日本代表は世界ランキング3位＆前回覇者の南アフリカをサヨナラトライで破る快挙を達成。五郎丸歩選手の「忍者ポーズ」を決めるのが一大ブームになり、グッズも飛ぶように売れました。

番付表で買ったものはありましたか？　知らなかった！という人も楽天市場の特設ページからチェックを。

PCはこちらから。スマホはこちらから。

＊ 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。