出雲あきらの演劇Life
トニー賞授賞式に22回出席している唯一の日本人、出雲あきら氏が今注目のお芝居を紹介。演劇評論家でありながら現役広告マンでもある出雲氏独自の視点で、ビギナーさんにもぴったりな1本を紹介します。
2013/12/ 6

【第1回】ミュージカル「スクルージ」/クリスマスシーズンにオススメの心暖まる作品

はじめまして、演劇評論家の出雲あきらです。生身の人間が演じる究極のアナログエンタテインメント"演劇"の人気は衰えるところを知りません。このコラムでは、その演劇の魅力をあますとこなくお伝えしたいと思っています。第1回目は、ミュージカル『スクルージ』です。

豪華なキャストが集結

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この作品は、数あるクリスマス・ストーリーの中でも最も有名なイギリスの文豪チャールズ・ディケンズの小説『クリスマス・キャロル』が原作。『ジキル&ハイド』の作詞で知られるレスリー・ブリカッスの作詞・作曲で1992年にミュージカル化されました。

日本では1994年に市村正親主演で初めて上演され、97年、99年にも同じく市村主演で再演され大変好評を博しました。今回は実に14年ぶりに市村が主人公スクルージを演じます。他キャストにも大劇場を何か月もロングランできるようなミュージカル界のオールスターが集結。わずか16ステージに何とも贅沢なキャスティングが実現しました。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]心暖まるストーリー
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