はじめまして、演劇評論家の出雲あきらです。生身の人間が演じる究極のアナログエンタテインメント"演劇"の人気は衰えるところを知りません。このコラムでは、その演劇の魅力をあますとこなくお伝えしたいと思っています。第1回目は、ミュージカル『スクルージ』です。
豪華なキャストが集結
この作品は、数あるクリスマス・ストーリーの中でも最も有名なイギリスの文豪チャールズ・ディケンズの小説『クリスマス・キャロル』が原作。『ジキル&ハイド』の作詞で知られるレスリー・ブリカッスの作詞・作曲で1992年にミュージカル化されました。
日本では1994年に市村正親主演で初めて上演され、97年、99年にも同じく市村主演で再演され大変好評を博しました。今回は実に14年ぶりに市村が主人公スクルージを演じます。他キャストにも大劇場を何か月もロングランできるようなミュージカル界のオールスターが集結。わずか16ステージに何とも贅沢なキャスティングが実現しました。
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