出雲あきらの演劇Life
トニー賞授賞式に22回出席している唯一の日本人、出雲あきら氏が今注目のお芝居を紹介。演劇評論家でありながら現役広告マンでもある出雲氏独自の視点で、ビギナーさんにもぴったりな1本を紹介します。
2013/12/ 6

【第1回】ミュージカル「スクルージ」/クリスマスシーズンにオススメの心暖まる作品

心暖まるストーリー

守銭奴のスクルージ(市村正親)は、街一番の嫌われ者。クリスマス・イヴの日も、周囲に温かい言葉のひとつもかけることなく、ただ己の金銭欲を満たすためだけに生きています。ところがその晩、ひとりぼっちで過ごしていたスクルージの前にかつてのビジネス・パートナーであるマーレーの亡霊が現れます。

亡霊のマーレーは、これから精霊によって自分の過去・現在・未来を巡る旅へと次々に連れ出されるだろうと予言。貧しくて孤独だった過去、富と引き換えに人との絆を失った現在、そして想像を絶する未来の自分に愕然としたスクルージは、やがてクリスマスの本当の意味に気づいていきます。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]子役の演技にも注目
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