韓国釜山市で開催中の第18回釜山国際映画祭で、日韓合作映画「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」が4日上映され、主演の西島秀俊、キム・ヒョジン、キム・ソンス監督が舞台あいさつした。野外ステージに詰め掛けた観客約1000人を前に、西島は「1回と言わず、10回でも何回でも観てほしい」と語った。
「1回と言わず、何回でも観てほしい」
司城志朗の小説「ゲノムハザード」を映画化。天才科学者の記憶が何者かによって"上書き"され、さまざまな出来事に巻き込まれる物語。西島は「二つの記憶が混ざり、グラデーションになっているような役。難しかった」と語った。ヒロイン役のキム・ヒョジンは「記憶の謎をたどりながら、西島さん演じる主人公を助ける役を演じた」と話した。
これまでに何度も合作作品への出演経験がある西島は「たいだいスタッフの間でやり方が違い、行き違うことが多い。でも今回は、撮影の最後に日本と韓国のスタッフが泣きながら握手して別れた。感動的な体験だった。こういうことが一つ一つ、みんなに広がっていくといいなと思った。1回と言わず、10回でも何回でも観てほしい」と呼びかけた。
「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」(2013年、韓国・日本)
監督・脚本:キム・ソンス
出演:西島秀俊、キム・ヒョジン、真木よう子、伊武雅刀
2014年1月24日、TOHOシネマズ六本木ヒルズほかで全国公開。作品の詳細は公式サイトまで。
記事提供:映画の森
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。