脱帽モノの手間とこだわり オークラの絶品「朝ごはん」
ホテルに滞在する楽しみの一つが「朝ごはん」。自分ではなかなか作らない手間ひまかけた料理や豊富な種類のメニューがうれしくて、泊まった翌日はつい早起きをしてしまう人も多いのでは? ホテルオークラ東京で、こだわりの朝食メニューを見つけました。
リピーター続出なのが、和食「山里」の朝がゆと、欧風料理「オーキッドルーム」の特製フレンチトースト。どちらも手間がかかっています。
朝がゆは、研いでからしばらく置いた米を強火にかけ、沸騰してから中火でじっくり煮ます。この間、浮き上がってくる「ネバ」を丹念に取り除きます。煮あがったら、出来上がり!ではなく、ここで一度、米と重湯に分けます。米は流水で洗って常温保存しておき、注文が入ったら、再び重湯とあわせて火に。再びネバを取りながら温めて、ようやく完成します。ネバというものを丹念に取ったお粥がどんな味なのか、朝から好奇心の高まりを抑えられません。朝粥に、焼魚、煮物、玉子料理、小鉢、味噌椀、香の物がついた和朝食は3150円。朝粥を薬膳粥、ごはんに変更することも可能です。
山里の和朝食~薬膳粥~
特製フレンチトーストもすごい。卵、牛乳、砂糖、バニラエッセンスを混ぜた卵液に、食パンを浸します。その時間がなんと片面12時間ずつ! 丸1日浸したら、熱し過ぎないフライパンにバターとサラダオイルを入れて、弱火で蓋をして両面を約15分かけてじっくり焼きます。フレンチトーストは、作り方をHPで公開しています。朝起きて、食べたいな~と思って作り出すと、翌朝まで食べられないという、計画的な人間にしか真似できないレシピです。オーキッドルームのフレンチトーストは、1ピース(フレッシュフルーツとプルーン添え)2310円、2ピース1785円。ティータイムにも2ピースでの用意があります。またシェフズガーデンでテイクアウトもできます。テイクアウトは、1パック2個入り1260円。
オランダ生まれのパネクーケン
そして最近、2つの最強メニューに迫る人気を見せているのが、オーキッドルームで提供している「パネクーケン」。オランダ生まれの特製パンケーキです。もちもちした食感の薄焼きパンケーキに、サラダやフルーツなどを乗せて食べます。「スモークサーモン&サワークリーム」と「フレッシュフルーツ&メープルホイップ」の2種類があります。こちらは、開業50周年記念の「オランダからのパンケーキ "パネクーケン"ブレックファスト ステイ」利用客のみ食べられます。9月30日まで。1室2人38000円~。
現在、ホテルオークラ東京は、パネクーケンのほか、朝粥、フレンチトーストについても絶品朝ごはんを楽しむことを目的にした宿泊プランを販売しています。* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。