2011/3/ 8

女子同士で行きたい「おしゃれ寿司店」急増 海外からの逆上陸も

今や、世界中で食べられている人気の日本料理、お寿司。各国でいろんなアレンジが加えられていますが、国内でも進化しています。今、女性同士で行きたくなるようなスタイリッシュな寿司屋が増えているんです。

野菜寿司やロール寿司、テーマ特化型

「野菜寿し ポタジエ」はコースのみ提供
「野菜寿し ポタジエ」はコースのみ提供

一見、ウニの軍艦巻きに見える巻物のネタは金時ニンジンのムース、ホタテに見えるにぎりのネタはエリンギ...。魚介のネタに見た目が似ているものから、レンコンの輪切りやトマトなど、野菜の形をそのまま生かしたものまで、ネタはすべて野菜! 好奇心を刺激する野菜寿司を提供しているのは、2011年1月27日に六本木けやき坂にオープンした「野菜寿し ポタジエ」です。米酢は野菜には酸味が強すぎると、シャリには果実酢と柑橘果汁を使うこだわり。ネタは、生のままや漬け物にしたもののほか、煮たり焼いたり、野菜に合わせて調理法や味付けを変えているので、食べ応えがあります。

野菜寿司は、もともと野菜会席などの一品として登場していましたが、専門店は今までありませんでした。同じく野菜を専門に扱う中目黒のスイーツ専門店「パティスリー ポタジエ」が2号店として出店。スイーツ店は明るくカジュアルな雰囲気のお店ですが、寿司店はシックで大人っぽい雰囲気です。30代女性を中心に人気で、リピーターも現れはじめました。

SHARI THE TOKYO SUSHI BARの「シャリロール」
SHARI THE TOKYO SUSHI BARの「シャリロール」

SHARI THE TOKYO SUSHI BAR(シャリ ザ トーキョー スシ バー)」は、上海の1号店が好評で日本に逆上陸、2月4日に銀座にオープンしました。特色は、1口サイズの「ロール寿司」。ロール寿司といえば、アボカド入りの「カリフォルニアロール」が有名ですが、SHARIでは、肉やフルーツなどを使った約30種類ものバリエーションがあります。和食の概念にとらわれない自由な発想と、カラフルでかわいらしい見た目が女性客に好評で、「フィラデルフィアロール」「ニクソンロール」など、それだけでは中身が分からないユニークなネーミングも会話を弾ませます。運営は、ウエディングプロデュースやドレスレンタルを行うノバレーゼ。30代前後の男女をターゲットに、「少し贅沢、でもカジュアルな大人の遊び場」をイメージしたという店内は、ウエディングパーティーの会場としても利用できます。

2店に共通しているのは、海外展開を視野に入れていること。ポタジエの広報担当者は、2店舗目の予定はないとしながらも、「海外への出店を視野に入れている」とコメント、SHARIは銀座店をブランド力を高めるための旗艦店として位置づけており、アジア地域への展開を計画しています。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]「外資系」寿司店も登場
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