2026/9/ 8

「セルフケアする人」が3.5倍に。20年前と今で変わった健康意識って?

第一三共ヘルスケアは、20年前の2006年と2026年におけるセルフケアに対する考え方や行動の変化を明らかにするため、20~70代の男女を対象に調査を実施しました。

調査では、セルフケアを「実践している」と答えた人が、2006年の16.9%から2026年には58.8%へと増加。20年間で約3.5倍となりました。

この20年で私たちのヘルスケアについての考え方はどのように変化したのでしょうか。

20年でセルフケアはどう変わった?

調査は2026年6月18日~22日に、全国の20~70代の男女600人を対象にインターネット上で実施されました。

その調査結果をみてみましょう。

20年前の2006年のセルフケアの1位は「病気を防ぐ」、2位は「自分らしくいる」、3位は「疲れを改善」でしたが、2026年は「心を整える」が1位となり、2位は「身体の不調を未然に防ぐ」、3位は「病気を防ぐ」でした。

セルフケアは、20年前の「病気を防ぐ」ものから、「心を整える」「身体の不調を未然に防ぐ」といった、心身の状態を先回りして整えるものへと変化していることがうかがえます。

また、コロナ禍を経て、セルフケア行動にも変化が見られました。

セルフケアの具体的な行動は、「十分な睡眠をとる」(41.9%)、「できるだけ歩くようにする」(34.9%)、「手洗い・うがいをこまめにする」(30.4%)の順となり、20年前と比べ、「睡眠」は+16.1ポイント、「歩く」は+17.8ポイント、「手洗い・うがい」は+18.7ポイントと、それぞれ増加しました。

コロナ禍を経て、自分自身の基本的な健康習慣を見つめなおし、積極的に具体的な行動として取り組むようになったのかもしれません。

また、「無理な人間関係を控える」(6.8%→28.3% +21.5ポイント)、「余計なものを食べない」(6.1%→13.2%+7.1ポイント)、「会食や飲み会を控える」(4.5%→10.5% +6.0ポイント)など、人との付き合い方にも変化が見られ、無理をしない人間関係を意識する人も増えています。

身体の健康だけでなく、精神的にも無理をしないセルフケアが広がっていることがうかがえます。

今回の結果について、弘前大学副学長の村下公一先生は、セルフケアが「病気にならないための対策」から、「心身を整え、自分らしく過ごすための取り組み」へと広がっていると指摘します。

第一三共ヘルスケアは、アンケート調査と村下先生への取材を踏まえ、これからのセルフケアの考え方を「3C」として整理しました。

1つ目「Choice(選ぶ)」は今の自分に必要な情報を選ぶ、2つ目「Customize(組み合わせる)」は睡眠、運動、食事などを自身の生活に合わせて行動を組み合わせる、3つ目「Check(状態を知る)」はアプリやウェアラブル機器なども活用して心身の変化を把握する、という考え方です。

村下先生は、AIやウェアラブル機器の進歩によって、将来的には、遺伝子や健康データから病気のリスクを予測し、不調になる前から対策する"先回りセルフケア"が当たり前になると予見しています。

自分の気持ちを大事にし、無理をしないことも含めたセルフケアは、これからさらに身近なものになっていくのかもしれません。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

合わせて読みたい!

人気キーワードHOT