昨年12月、古くからある日本の文化「伝統的酒造り」が、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
中でも、特に大きな進化を遂げているのが「本格焼酎」と「泡盛」。
今回は、2025年1月21日に東急プラザ原宿「ハラカド」3階にあるカフェレストラン「HOW'z」で開催された、本格焼酎と泡盛の最新の楽しみ方を体感できるイベント「SHOCHU AWAMORI KAORI LABO」の様子をレポートしていきます。
お酒の概念が変わる...!
まずは、芋・麦・米・黒糖・泡盛の10種類のお酒を、味ではなく香りで楽しみます。お酒において"飲み比べ"は聞いたことがありますが、"嗅ぎ比べ"は初めての体験です。
南国のフルーツを感じる甘い香りに、燻製したようなスモーキーな香り。一つ一つから個性のある香りがガツンとやってきて、ここまで違いを感じるとは、衝撃的でした。
ちなみに、記者のお気に入りの香り(パイナップル・フレッシュ・グリーン)の正体は、トレンド感のあるラベルが印象的な、麦焼酎「常蔵 Breeze」。
実際に飲んでみると、ヒントにあったキーワードの通り、華やかでフレッシュな香りにフワ~っと包まれます。
ソーダ割で飲んだのですが、嗅いだ時よりも酒感がかなり抑えられていて、すっきりと爽やかな風味・口当たりだったことが印象的。
焼酎や泡盛=お酒好きが選ぶ渋いお酒、そんなイメージがガラッと変わりました。
新しい楽しみ方が続々と...!
そのままの香りと味を楽しんだ後は、バーテンダーが作り出す香りも見た目も楽しい"本格焼酎カクテル"をいただきます。
左から「SANGO」(黒糖焼酎「珊瑚」)、「NADESHIKO」(米焼酎「あさぎりの花」)
透明感のある「SANGO」は、鹿児島県の黒糖焼酎「珊瑚」を静岡県の茉莉花茶(ジャスミン茶)で割り、オレンジとエルダーフラワーの香りを合わせた、すっきりとした品のある一杯。
トッピングのベリーが可愛らしい「NADESHIKO」は、熊本県の米焼酎「あさぎりの花」にラズベリーを合わせた華やかな一杯。ミルクウォッシングという斬新な作り方で、クリアな味に仕上げています。
酸味や甘みが加わって、さらに飲みやすいドリンクに大変身。お酒特有の強い香りもなく、女性の心を掴むような要素が散りばめられた、ワクワクするような体験が待っています。
2種のカクテルは、「HOW'z」で注文が可能。各1600円です。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。