『痩せるより大切なことに気づいたら、人生で一番楽に17kgのダイエットに成功しました』なぎまゆ 著（KADOKAWA）

若い頃と同じやり方では、体重が落ちにくくなった40代。ダイエット情報は数え切れないほどあっても、なかなかやる気になれないんですよね。そんな時に知りたいのが、同年代の成功体験です。

「ダイエットを成功させるコツは　絶対に我慢しないこと！！」

『痩せるより大切なことに気づいたら、人生で一番楽に17kgのダイエットに成功しました』（KADOKAWA）は、漫画家・なぎまゆさんが「継続が優先、効率は後回し！」「3食食べてOK、間食もOK！」「絶対に頑張らない！」のダイエットで、17キロの減量に成功するまでを描いた実録コミックエッセイです。

それまでダイエットとリバウンドを繰り返してきたというなぎまゆさん。あることをきっかけに、40代で約10年ぶりとなるダイエットを始めました。過去のダイエット記録を振り返りつつ、今の自分に合うやせ方を模索していったといいます。いったいどんなふうにして、人生で一番楽に大幅減量できたのでしょうか。

もはや目をそらしてはいられない

「いやー...　増えに増えたな　この体重」。79.8キロ。絶賛激太り中の現実を目の当たりにしたなぎまゆさん。しぶしぶ食事量を控えてみたものの、なぜか体重はほぼ変わらず。40代になると、若い頃のようには体重が減らないことを痛感するのでした。

ただ、これまでに何度も同じような体重になったことがあるため、正直、そこまで驚いてはいませんでした。「もう若くないし...」「人に会わない仕事だし...」とも思っていて、ダイエットを頑張る理由が特に見当たらないのです。

そんなある日、同年代の友人Ｓさんが糖尿病になったことを知らされます。数ヶ月前、最近よく足がつったり身体がかゆかったりする、と話していたＳさん。その時は、冬だから、年をとったから、ということにしていましたが、それらは糖尿病の症状だったようなのです。

健康不安......。実はなぎまゆさん自身、数年前から「変形性股関節症（へんけいせいこかんせつしょう）」という疾患に悩まされていました。脚の骨と骨盤の間にある軟骨がすり減り、炎症や痛みを引き起こす病気です。Ｓさんの話を聞き、体重が増えれば関節の負担も増えることに気づいたのでした。

年齢や生活スタイルなど　色々理由をつけては　目をそらしてきたけれど
......やるかあ～　ダイエット