クレンジング選びのポイント
肌の状態は毎日同じ状態ではなく、ホルモンバランスや季節などによって変化します。また、メイクをするかどうか、メイクの濃さなども日によって異なるのではないでしょうか。
そのためいくらお気に入りだとはいえ、毎日同じクレンジング剤を使うことはあまりおすすめできません。できれば、ポイントメイクアップリムーバーの他に、3種類くらいタイプの異なるクレンジング剤をストックしておき、使い分けるのがおすすめです。
例えば、普段使いにはほどよい洗浄力と保湿力を兼ね備えたクレンジングクリームを使い、崩れにくいしっかりメイクのときには洗浄力の高いクレンジングオイルを。軽めのメイクのときにはクレンジングジェルを使う、といったようにです。
クレンジグオイル=肌にとって悪いもの、というイメージが一時浸透していましたが、必ずしもそうとは言えません。筆者自身もクレンジングオイルは週に1、2度使っています。
ただし、注意して欲しいのは、どんな油性成分が使われているのかということ。筆者は乾燥肌なので、洗浄力が強い炭化水素オイルが使用されたクレンジングオイルやクレンジングクリームなどは使用していません。
成分表には炭化水素オイルとは記載されておらず、ミネラルオイル、スクワランといった表示になります。
最もよく使用するのは洗浄力が高いものの、肌負担が軽めの油脂系で、植物から採取した油脂を主成分としているものです。油脂系のみを使用したものを選んだほうが人の皮脂になじみやすいことから毛穴の汚れを落としやすいというメリットもあります。
美肌の基本は、メイクや汚れを落とすことから始まります。何を使って、どのように洗うかが重要です。ぜひ参考にしていただき、今日からのクレンジングを見直してみてください。
遠藤幸子
エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル』
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。