コンビニざるそば、どこがおいしい?ローソン・セブン・ファミマを比較した結果は...。
夏の定番メニューのひとつといえば、ざるそば。
つるんとすすれて、のど越しがよく、夏や残暑が厳しい季節にはぴったりです。
そこで、今回はローソン・セブン-イレブン・ファミリーマートの「ざるそば」を食べ比べ検証しました。
内容はそっくりだけど...比べてみると細かな違い!
コンビニ3社のざるそばは、本当にそっくり。そば・そばつゆ・ねぎ、と内容までも類似しています。
重さは少し違いが出ていそうですので、容器の重さ込みになりますが、重量を計測したところ、最も重みがあるのはローソンのざるそばという結果に。
・ローソン:373g
・セブン:365g
・ファミマ:348g
ただし、セブンやファミマのざるそばが410円(税込)なのに対し、ローソンのざるそばは、430円(税込)です。
それでは、コンビニ3社のざるそばを順番に食べ比べていきます。
・ローソン「ざるそば」430円(税込)
山芋などを配合したのど越しのよい五割そば。後味心地よいそばつゆに仕上げています。どこからでも切れる透明フィルムなのが地味に嬉しいポイント。
そのままではそば同士がくっついていて固まっているため、ほぐし水がついています。かき混ぜた後にきざみのりをかけてから実食。
ほぐし水のおかげでそばはほぐされているものの、少々パサついた食感は気になります。ただし、そばにはコシがあり食べ応えがあると同時に、山芋のつるんとした風味に後味の残るそばつゆ。可もなく不可もなく、安定的な味には仕上がっています。
ネット上では「コシがあって良い」「ねぎのくさみがなくて良い」という声が出ています。
・セブン-イレブン「香りとのど越しざるそば」410円(税込)
石臼で挽いた風味豊かなそば。最大の特徴は「ほぐし水」がないという点。すぐ食べたい時に便利です。
ほぐし水が存在していないことから、そばは柔らかめに仕上げているのかと思いましたが、ローソンのざるそば同様にそば同士がくっつき気味です。個人的にはほぐし水があった方が良いと思います。
少しパサつきがありますが、ほどよくコシがあります。のど越しの良いそばです。かつお節風味がよく出ているそばつゆとの相性は抜群。
ネット上では「ほぐし水がないのはラク」「ほぐし水がないからかほぐれにくい」など、ほぐし水にスポットをあてている声が集まっています。
・ファミリーマート「石臼挽きそば粉使用 ざるそば」410円(税込)
石臼挽きそば粉を使用し、歯切れよく仕上げています。上で紹介のセブンざるそばと同じ価格。お互いを意識している商品なのかもしれません。
ほぐし水を使うタイプですが、今回食べ比べしたざるそばの中で、最もそばがほぐれやすいのが印象的。
そばの風味がよく、やわらかめ。そばの麺が細いこともあり、つるんとしたのど越しも◎。 かつおだしとの組み合わせは極上の仕上がりに。
ネット上では「そばの風味がよい」「そばの旨味が感じられる」と高評価です。
・そばを堪能するならファミリーマートのざるそばがおすすめ
見た目も味わいもそっくりすぎる、コンビニ3社のざるそば。
実食した結果、大きな差はありませんでした。しかし筆者としては、「そば」の風味を堪能しするのに最もおすすめなのは、ほぐしやすくそばの風味が際立っていたファミリーマート「石臼挽きそば粉使用 ざるそば」です。
まだまだ暑さが厳しい夏、コンビニのざるそばを食べて残暑を乗り越えてみませんか。
筆者:グルメライター 相場 一花
飲食チェーン店のメニューを年間100食以上食べ比べる、飲食チェーン店お持ち帰りマニア。コンビニや話題のグルメショップにも足を運んでいます。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。