お求めやすい価格でありながら、満足度の高い商品が揃う無印良品のコスメ。この連載でも何度か人気商品をピックアップし、その実力を検証してきました。
この夏、特にSNSを中心に話題なのが「日焼け止めジェル」です。「全然ない」「品切れで買えない」など、売切れ報告が相次ぐほど人気ですが、その実力はどうでしょうか?
今回は、ジェルと変わらず人気の「日焼け止めミルク」の実力を徹底検証します。
どんな商品?
ミルクタイプの日焼け止めです。紫外線防止効果はSPF30・PA++。容量は2種類販売されていて、価格は150mLで990円、30mLで590円とかなりお求めやすい価格です。
筆者が所持しているのは、150mL。ポンプ式なので、片手でも使え、量の調整がしやすい便利さも魅力です。
無印良品の日焼け止めの種類は、ミストタイプ、ジェルタイプ、スプレータイプ、シートタイプがあります。そして、ミルクタイプはもうひとつ敏感肌用があるという充実ぶりです。
今回は、成分表でジェルとミルクタイプを比較し、ミルクのほうがより自分に合うと思い、選択しました。
日焼け止めミルクの実力を検証
(1)テクスチャーやのび、香りなど使用感は?
手に取ったときにまろやかさを感じますが、実際に肌にのばしてみるとのびがよく、軽やかなテクスチャーです。肌になじませやすく、きしみも感じません。
紫外線吸収剤使用の日焼け止めや同じく紫外線散乱剤である「酸化亜鉛」ベースのものと比較すると、こちらの商品は「酸化チタン」ベースなので白浮きしやすい作りです。
しかし、肌になじませると、みずみずしく艶やかな仕上がりになることから、思ったよりも白浮きしにくいと感じました。
(2)保湿力は?
保湿成分として「ヒアルロン酸Na」が配合されています。なじませた後にしっとりと肌が整い、数時間経過してもうるおいが続く印象がありました。保湿力は高めだと言えます。
(3)肌へのやさしさは?
こちらの商品は、紫外線吸収剤不使用であるほか、無香料、無着色、無鉱物油、パラベンフリー、アルコールフリーです。さらに、アレルギーテスト済み。
必ずしもアレルギーが起きないというわけではありませんが、敏感肌用が別に販売されているにも関わらず、肌に比較的やさしい作りになっているのは素晴らしいです。
また、通常の石鹸やボディソープで問題なく落とすことができるので、そういった意味でも肌負担は軽いと言えます。
(4)肝心の紫外線防止効果は?
紫外線防止効果はSPF30・PA++とそう高くはありませんが、日常使いするのに問題ないレベルです。
顔に使う場合は500円玉大を目安に使用し、2時間程度で塗り直せば、紫外線を防止効果はそれなりに期待できるところだと感じています。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。