(ホットドッグのお店やラーメン店が並ぶ素敵な感じの通り。商業ゾーンは1階と2階なので回っても疲れません)
開発が進み、いつの間にか次々と下北沢に新施設ができていたようです。
私の場合、世田谷区に対しての引け目か、バンドマンや劇団員が多く自己表現力渦巻く街へのアウェイ感か、下北沢に行く度に、自分を見失いかけて心ここにあらずの状態になってしまいます。
新しい商業施設が、幅広い人や年齢層に向けてオープンなことを期待しつつ、オープン直後の現地に向かいました。
売切れ、品薄状態の人気ぶり
駅前に2022年3月にオープンしたばかりなのは「ミカン下北」。ちなみに近隣にできていた他の新施設は「reload」という白いおしゃれな建物と、温泉もあるらしい「下北線路街」です。下北沢という街のポテンシャルの高さを感じます。
高架下の「ミカン下北」は、中目黒高架下施設にちょっと似ています。全19店舗のテナントは、ベーカリーやイタリアン、タイ料理、韓国料理、台湾料理、ラーメン屋など、飲食店多め。
(夜になると売り切れまくっていた「THE STANDARD BAKERS」。駅の商業施設はパンの需要が高いです)
入ってすぐのパン屋「THE STANDARD BAKERS」はすでに品薄状態で、人々は駅近のパン屋を求めていたのかもしれません。
「下北六角」という居酒屋は、夕方ですでに「売り切れすみません」の貼り紙が。イタリアンの「PIZZERIA 8」に行ったら、予約なしだと2時間待ちだと言われて断念。台湾料理やベトナム料理などどこも混んでいる中、タイ料理「タイ屋台999」へ。
(「タイ屋台999」は、わりとリーズナブルでおいしかったです。鉄板のえびパン530円)
高架下で細長いレイアウトの店が多く、こちらも客席間の通路がかなりの狭さで、人が通る時は体を傾ける必要がありました。でも下北っぽい活気を感じることができました。
何より客層が若く、周りは20代。一人暮らししたばかりの女性が同席の男性に「ひとりで生きていける気がしない」と何度も言っていて、何かのアピールだったのでしょうか。
若い2人をほほえましく眺めながら、えびパンやパクチーの根っこ天などをいただきました。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。