市販「プレミアムアイス」戦国時代に突入!?アイスマニアが4商品を徹底レビュー
これまでに5万個以上ものアイスを食べ続けてきたアイスジャーナリストのシズリーナ荒井こと荒井健治です。
今回お話ししたいのは、"プレミアムアイス"について。近年、アイス業界ではロングセラーの既存ブランドから、デザート品質でより満足感が得られる新しいラインアップが登場しています。
「MOW PRIME」
森永乳業「MOW」から「MOW PRIME」シリーズが2020年9月に登場、ロッテ「クーリッシュ」からは「クーリッシュデザート」シリーズが2021年11月に登場しています。
「クーリッシュデザート」
2022年も、その勢いは止まりません! 注目の4つのアイスを紹介します。
小豆あんと抹茶の「口内マリアージュ」
(1)丸永製菓「PREMIUMしろくまパフェ」(2月発売)
丸永製菓の「白くま」から「PREMIUMしろくまパフェ」と「PREMIUMしろくまパフェ ストロベリー」が同時発売。発売50周年の節目に贅沢な仕様になっての登場です!
"プレミアムなパフェ"の新シリーズとして、見た目にも華やかなパフェは、最初から最後まで味が変化し、食べ終わりには見た目以上の満足感を味わえます。
丸永製菓「白くま」の特徴は、練乳かき氷に果物や小粒甘納豆、キウイゼリーが添えられたもの。「PREMIUMしろくまパフェ」はそこに、スッキリとした味わいのバニラアイスや甘酸っぱい苺ソースが追加された、まさに"PREMIUM"品質。
デザート品質と聞くと濃厚なイメージが思い浮かび、喉が乾いてしまうのでは? と思われがちですが、「白くま」のかき氷がいい仕事をしています。
バニラアイスやゴロッとしたフルーツやフルーツソースや練乳が楽しめるカップパフェアイスですが、最後まで飽きずに食べられてしまいます。
(2)丸永製菓「PREMIUMあいすまんじゅう」(3月発売)
こちらも丸永製菓のロングセラー和風アイス「あいすまんじゅう」から「PREMIUMあいすまんじゅう」が登場。「大納言づくし」と「極選一番茶」の2種同時発売と力が入っています。
「PREMIUMあいすまんじゅう 大納言づくし」では、あずき好きな人を唸らせるために企画開発した新商品として、小豆甘納豆入りのあずきアイスの中に、小豆あんが入ったどこから食べても"小豆と会話できる"アイスバーに仕上がっています。
あずきアイスには、隠し味として練乳が練りこまれたクリーミーな味わい。さらに北海道産の小豆のこしあんも練りこまれていて、ほんのり小豆色のアイスに「60周年の意気込み」を感じます。
「PREMIUMあいすまんじゅう 極選一番茶」は、厳選した一番茶だけの八女茶と国産の牛乳や北海道産の生クリームを使用。濃厚な味わいながら深みのある抹茶アイスの中に、上品な甘さの北海道産大納言の小豆あんがたっぷり入ったアイスバーです。
まろやかな甘みと旨味が強い抹茶と、程よい渋みで深みのある抹茶の2種類を使用した抹茶アイスは、抹茶のおいしさを乳のおいしさを同時に楽しめ、あいすまんじゅうならではの小豆あんとの"口内マリアージュ"がいい感じです。個人的には、抹茶アイスの中で一番好きなアイスバーです。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。