海外からの輸入食品が豊富な「業務スーパー」。
今回は冷凍コーナーで発見した「台湾芋圓(ユーユェン)」を紹介します。
タピオカと餅の中間のような歯ごたえ
「芋圓」は台湾の伝統的なお菓子です。でん粉とタロイモ、さつまいもなどで作られて、タピオカよりもっちりとした食感が特長です。デザートのトッピングとして用いられることが多く、定番なのは、台湾の伝統的なスイーツ「豆花(トウファ)」との組み合わせ。芋圓をのせ、黒蜜をかけてよく食べます。
まだ日本ではあまり出会えないスイーツかと思いますが、2022年3月中旬、業務スーパーのパトロール中に都内店舗で見つけました。
上海出身の記者は昔からの大好物だったので、迷わず購入。食べた感想をレポートします。
開けると、紫色と黄色の団子がたっぷり入っています。開け口はチャック付きなので、保存に便利です。
作り方は簡単です。沸騰したお湯に、凍ったままの芋圓を入れて、やわらかくなるまで煮ればOK。今回は約100gの芋圓を5分前後煮ました。
加熱する時、芋圓が鍋にくっついてしまう場合があるので、軽く混ぜながら加熱してください。
芋圓が柔らかくなったら湯切りをして、冷水でしめます。そうすることで、より弾力のある食感が楽しめるのでおすすめです。
左:加熱前 右:加熱後
加熱前と比べると、膨らんでいるのがわかると思います。芋圓自体に味付けはされていません。そのまま食べるとほんのり芋の風味がします。
食感はもちもちしていて、噛むごとに弾力と粘りを感じます。タピオカと餅の中間のような歯ごたえで、タピオカよりはもっちり感がずっと強めです。歯にくっつくということもなく、どんどん食べ進められる不思議な食感です。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。