先日、新しく入会したクレジットカードでやってしまいました。銀行口座から利用料金を引き落とせませんでした。実際は、引き落とせなかったのではなく、引き落とす銀行口座が登録されていませんでした。
「うっかり」で引き落としができず、焦った経験がある人もいると思います。
今回は、こんな時の対処方法を紹介します。
クレカの延滞は影響大
クレジットカードで延滞した場合、どんなことが起きるでしょうか。クレカは「個人信用情報機関に情報を共有するよ」と規約にも書かれています。
例えばアメックス。「個人情報の取り扱いに関する同意条項および重要事項」の第2条は「個人信用情報機関の利用および登録」とあります。中身を要約すると、個人情報信用機関に登録されている情報を照会したり、登録したりしますよ、ということです。
個人情報信用機関には、どんなことが登録されるかというと、氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先、運転免許証の番号、本人確認書類の記号番号等の本人情報、契約日、契約の種類、入金日、契約額、極度額、支払回数、利用残高、完済予定年月日、支払状況(解約、完済等の事実を含む)等。
つまり、この人はどのカードをいつから申し込んで、使っている金額はいくらか、延滞はないのか、などが登録されており、この情報を各社が照会しているわけです。従って、延滞した場合は他のクレカ会社なども参照するため、新たにクレカの申込ができなくなったりします。
支払い遅延の影響範囲は、多岐にわたります。
たとえば、スマホの購入もそのひとつ。端末を分割で購入(割賦販売)できなくなったり、各種ローンの申込ができなくなったりします。逆も同じで「スマホの料金延滞しちゃった。てへ。」と言えるものではなく、新たにクレカの申込などもできなくなるので注意しましょう。
この時期では、卒業シーズンでもあり、新社会人になると奨学金の返済が始まる人もいます。独立行政法人 日本学生支援機構の公式サイトには「奨学金を借りている場合、延滞すると個人情報機関に登録されますよ」と書かれているため、延滞しないようにしましょう。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。