4月から制度や価格が変わる中、野菜高騰というニュースを耳にした人もいると思いますが、お買い得になりそうな野菜もあるんです。
農林水産省が公表した「野菜の生育状況及び価格見通し」をもとに、今月の「お野菜価格予報」をお伝えします!
高値傾向が続くのは...
農林水産省は2021年3月31日、東京都中央卸売市場に出荷される野菜の主産地等から聞き取り調査をした結果を公表しました。
まず、例年と比べ生育が良好で安値傾向とされるのは......「はくさい・キャベツ・ほうれんそう・レタス・たまねぎ」。
ただし「たまねぎ」は、佐賀県からの出荷数量が4月中旬頃から増える予定のため、4月前半は平年並み、後半から安値水準となるもようです。
ほか、「だいこん」「にんじん」「きゅうり」「なす」「トマト」「ピーマン」「さといも」は、月を通して平年並み(※)の見通しです。
たまねぎは後半お得になるかも
3月に続き「ばれいしょ」は、北海道の貯蔵量や鹿児島の生育遅延などの影響を受け、4月も高値傾向が続く予想です。
「ねぎ」も4月前半は生育期の少雨による乾燥などで高値のまま推移しますが、4月後半は気温の上昇やまとまった降雨での生育回復をうけ、価格も平年並みに戻る見込みです。
あくまで直近の聞き取りによる「見通し」ですが、高めの野菜は控え、お得な野菜を使った料理をメインにするなど、日々の献立の参考にしてみてください!
「玉ねぎの和風レンチン蒸し」(画像は農林水産省ツイッターより)
※「平年並み」とは、平年との比率が80%以上、120%未満であることを示しています。
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* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。