1度目の緊急事態宣言からまもなく1年。首都圏では2度目の緊急事態宣言が解除され、新しい日常が始まりつつあります。
ウィズコロナの生活が定着しつつある一方、見えない不安との闘いはまだまだ続きそうですよね。
ダスキンが20代~60代の男女1000人を対象に行った調査(※)でも、そんな"衛生疲れ"の実態がみえてきました。
指摘すると言い争いになる
調査によると、家庭内での衛生管理について「疲れを感じる」(60.4=そう思う17.5%+ややそう思う42.9%)と答えた人は全体の6割で、小学生以下の子どもがいる家庭では69.5%と、衛生疲れがより顕著に出ています。
そして重要なのが、家族の中での意識の相違です。
配偶者・パートナーの衛生管理に対して「しっかりしてほしい」と不満がある人では、80.7%が「疲れを感じる」と答えています。
家族の衛生管理で不満に思う行動も聞いています。
1位が「手洗い・うがいを丁寧にしていない」(17.9%)、2位が「マスクを雑に捨てる」(11.0%)、3位「目・鼻・口などを気にせずさわる」(9.4%)の順となりました。
不満に感じることを具体的に聞くと、
「家の中だからかくしゃみやせきを口を押さえないでする」(東京都50歳女性)
「気軽に人に会いたがったり呼びたがったりする」(埼玉県30歳女性)
「自分は手洗いうがいアルコール消毒を徹底しているが、家族はすぐ手洗いうがいを忘れる。それを指摘して言い争いになったりするので不満」(神奈川県36歳女性)
といった声があがってきました。
こういったストレスが"衛生疲れ"の要因になっているのでしょう。
ちなみに、家庭内で除菌するのが最も大変な場所は「床」。毎日除菌していると答えた人は15.5%しかいませんでした。
面積が広い分、毎日の除菌となると大変です。家庭内での衛生管理を楽にできるアイテムをうまく活用することも、これからのニューノーマルとなりそうです。
(※)全国の20代~60代の男女1000人(年代性別に各100人)を対象に、2021年2月12日~15日、インターネットで調査。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。