コロナで恋愛スピードにも変化!? トレンド評論家・牛窪恵さんはどう見る?
新型コロナウィルスは、仕事や家庭の在り方だけでなく、恋愛にも変化をもたらしました。
マルコメが雑誌「anan」(マガジンハウス)と共同で全国の25歳~35歳の女性300人に、コロナ前後で恋愛の変化を調査(※)し、「発酵恋愛白書」として発表。4人に1人が「影響あり」と答え、具体的な変化は「会える時間を大切にするようになった」(26.0%)、「恋人がほしくなった」(26.0%)が最多となりました。
じっくり時間をかけて運命の相手を見つける
アンケートによると、恋をしてから付き合うまで「3か月以上」かける人は59.4%で、恋を慎重に進めたい理由は、1位「自分に合う相手か見極めたい」(51.9%)2位「失敗したくない」(45.5%)と続きます。
また、 付き合うまでの期間で相手について知りたいことの1位は、「自分の生活ペースと合いそうか」(41.3%)でした。
このようにじっくり丁寧に育てる"発酵恋愛"(※2)のメリットとして、「相手のことをある程度よく知ってから付き合える」(30歳)、「危ない人じゃないかどうか確認できる」(29歳)といった安心感を挙げる声が多くあがりました。
トレンド評論家の牛窪恵さんは、この結果をみて「withコロナの時代になり、彼女たちの多くが一緒にいて癒されるような相手、価値観が近い相手、そして自分を温かく見守り大切にしてくれる相手と共に生活したい、そういう異性と恋愛・結婚したいとの感覚をいっそう強くしました」と、話します。
「まず、付き合うまでに3か月以上かける『じっくり発酵』派は約6割で、相手をゆっくりじっくり見極めたいとの思いが透けて見えます」
付き合う前に最も重視するのは、1位から順に「性格」「価値観」「自分に対する好意」で、その時期、相手と一緒に行いたいことも、1位が「ご飯を一緒に食べる」(約6割)、2位は「たくさん連絡をとる」「たくさん会う」(いずれも約3人に1人)でした。
「この結果からも彼女たちおひとりさま女性が、いかに堅実で慎重か、そして年収やルックスといったスペックや外見より、自分との価値観が合う・合わないを、日常の中で確認したい、その相手との関係性をじっくり深めて育てていきたいと考えているかがわかります」
最後には、「withコロナ時代は、不安で誰かと共にいたい一方で、ソーシャルディスタンスが求められる時代。大勢の相手と一同に会し、一過性でスピーディな出逢いを探すのではなく、身の周りの人とゆっくりじっくり時間をかけて向き合い運命の相手を見つける時代です」と、アドバイスも送っています。
(※)調査概要:2020年10月26日、インターネットで、全国の25~35歳の未婚女性300人にアンケート。
(※2)恋を育む過程で、コミュニケーションをとる時間や温度、湿度(手間)、周辺の環境(助言)といった要素を重視し、じっくり丁寧に育てる恋愛を「発酵恋愛」と定義。(「発酵恋愛学会」による)
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。