辛酸なめ子の東京アラカルト
漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんが注目する東京のお出かけスポットやイベントを紹介。辛酸さんならではの視点、現地でのエピソードに思わずニヤッとしてしまいます。
2020/9/28

逆ジャンクの方向性が新鮮なコメダのヴィーガンカフェ【辛酸なめ子の東京アラカルト#42】

(オープンしたばかりで蘭の花が大量に......。花と緑の共演です)

コメダ珈琲といえば、シロノワールや揚げ物系のサンドなどカロリーが高くてジャンク系の欲求を満たしてくれるイメージですが、その反対のベクトルであるヴィーガン系のカフェが新しくオープンしていました。

「KOMEDA is □(コメダイズ)東銀座店 」は、植物由来の原材料を使った料理が提供される新業態のお店。

不肖私もここ半年以上肉を食べないゆるベジタリアン生活(魚OK)なので、このようなお店が増えるのはありがたいです。オープンしてから何度か伺いました。

テーブルにコンセント、タッチパネル式

(「再生の木」と名付けられた、廃材を重ね合わせて作られたシンボルツリーがさりげなく存在していました)

オフィスが並ぶ場所の、おしゃれなビルの一階にあり、ガラス張りで入りやすい雰囲気。床にはリサイクルガラスを混ぜた素材が貼られていたり、コメダ珈琲店で使われたコーヒーかすを混ぜて作った壁、廃ガラスのライトなど、各所にリサイクル精神が息づいています。

店員さんの帽子も緑色で、地球や植物への愛が感じられます。「地球とくつろぐ」をコンセプトとしたカフェなのですが、実際くつろげるというか妙に居心地が良いです。

たぶん、各テーブルにコンセントがあるという安心感、タッチパネルで注文できるという便利さなども心を満たしてくれているのでしょうか。

(注文はタッチパネルで行います。バーガー、サンド、トースト、パスタといった主食メニューが)

電力を使ってしまっているような気もしますが、その分地球に優しい料理をオーダーすればきっと大丈夫です。

「ストロー不要の方は教えてください」という貼り紙もありました。

テーブルに設置されたタプレットはメニュー意外にも商品の宣伝やお店のコンセプトが流れていて「こんなサスティナブルなら、サステイナブルできそう。」というフレーズが印象的でした。若干意味不明ながら、とにかくサステナブルしなければ、という思いが伝わってきます。

 

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]ヴィーガンな食材でピースフルな境地に
1

人気キーワードHOT

特集SPECIAL

ランキング RANKING

Instagram