生活用品大手の「アイリスオーヤマ」は新型コロナウイルスの感染拡大による政府からの要請を受け、大連工場(中国・遼寧省)と蘇州工場(中国・江蘇省)に加え、2020年6月から宮城県角田工場の一部を改修してマスクの生産を行っています。
宮城県角田工場のマスク生産ライン稼働に伴い、新商品「ナノエアーマスク」の国内生産を開始。6月中旬から順次発売します。
花粉・ウイルス飛沫などを99%カット
今回発売されるマスクは、独自に開発した特殊ナノファイバー加工を施した中間層を採用することで、マスク着用時の口元の温度上昇を同社の従来品(※1)と比べ約半分(※2)に抑えることができ、着用時の息苦しさや蒸れを緩和してくれる商品です。
太い繊維と細い繊維を重ねて成形することで、薄いフィルターでありながら捕集性能を保ち、空気の通り道を増やすことで息のしやすさを実現。さらに、マスクの中央に採用した3Dワイヤーが、呼吸時にマスクの形状を保つため、口元にゆとりができ呼吸がしやすくなります。
また花粉・ウイルス飛沫などを99%カット(※3)する特殊ナノファイバー加工の中間層を採用した3層構造により、通気性を保ちながら飛沫の侵入を防ぎます。
花粉対策や風邪の予防といったマスク本来の使用に限らず、ランニングや登山、満員電車の車内などの多様なシーンで利用できるそう。夏場や梅雨などマスクの着用で不快感が生じる時期にも快適に使用できるといいます。
耳ひもは、ふんわりとやわらかく幅の広いひもを採用。長時間着用しても耳が痛くなりにくく、一日中快適に過ごせるのも嬉しいポイントです。また個包装で、衛生的に持ち運ぶこともできます。
サイズはふつう(175×90㎜)と小さめ(145×90㎜)の2種類を用意。ふつうサイズは6月中旬、小さめサイズは9月からの販売予定です。
7枚入りで価格はそれぞれ498円(税別)。
宮城県角田工場の不織布マスクならびにマスク用不織布の生産能力は、月に1億5000万枚(7月の見込み、6月の稼働から順次増強予定)と発表されています。
※1:同社製品「安心・清潔マスク 極み仕立て」
※2:サーモカメラによる同社調べ。着用前と着用後の温度変化を同社製品「安心・清潔マスク 極み仕立て」と比較。
※3:花粉粒子のろ過効率試験の各試験に於いて99%以上のろ過効率。試験機関:一般財団法人カケンテストセンター
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。