店内のほとんどのものが税別100円でそろう「ローソンストア100」に、おせちの季節がやってきました。
定番モノから高級食材まで、少量で売られている「100円おせち」。好きなものを好きなだけ、というマイおせちをリーズナブルに作れるのが大きな魅力です。
550万個突破の大ヒット
おせち料理は買った方が作るより経済的でお手軽という理由から、「100円おせち」は販売個数も毎年あがっています。2018年度、対前年比130%の約115万個を販売し、過去最高の実績を記録。2012年度からの累計では約550万個を突破しました。
今年も2019年12月25日の13時から数量限定で販売を開始。史上最多の32種類がそろいます。
新商品は、「豚の旨煮」「お煮しめ」「海鮮サラダ」「くるみ甘露煮」の4つ。これ以外にも、定番の伊達巻、黒豆、なます漬けなど、定番の商品も並びます。
中には、数の子や栗きんとん、鮭昆布巻、ほたてわさび、炙り焼き合鴨といった高級食材もあるから驚きです。でも、こんな高級食材が100円って不思議じゃないですか?
ということで、ローソンストア100の担当者に100円で売れるヒミツ、教えてもらいました。
その1:味付け数の子
1年以上前から原材料となるニシンの卵を確保しています。回転寿司のネタを加工する工場でカットすることでコストを抑えています。
その2:栗きんとん/栗甘露煮
シーズンオフの工場を活用することでコストを抑えています。具体的には、春・夏は贈答用のゼリーを製造している工場のゼリーラインです。ここで冬に栗きんとんを作っています。
同じく「伊達巻」もシーズンオフの工場を活用しています。春・夏はしらすやちりめんじゃこを加工している工場で作っていますよ。
その3:くるみ甘露煮
こちらは新商品ですが、サイズ不選別にすることで100円を実現しています。佃煮メーカーにまとめて発注、パッケージもほかの佃煮商品と統一化する工夫もあります。
その4:豚の旨煮/お煮しめ/海鮮サラダ
こちらも新商品ですが、100円の秘密があります。製造、パック、在庫保管、物流をひとつのメーカーに集約。さらにパッケージを統一化することで100円が実現しました。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。