注意その3:ポイント還元タイミングは最大2か月後!
コンビニやOrigami Payなど、店舗や決済手段によってはその場値引きとなる事があります。レシートや明細に、即時還元分の金額が載るため、すぐに還元されると勘違いするかもしれません。
しかし、その他のお店や他の決済手段の場合は、還元タイミングが1~2ヵ月程度遅れます。コンビニで楽天カードを利用すると即時値引き、その他のお店で利用すると、2か月程度後に楽天スーパーポイントが還元されるなど、非常に複雑な仕組みです。
基本的には後日還元されると言う事を覚えておき、一部例外店舗(コンビニは基本的に即時還元)もある、と覚えておきましょう。なお、コンビニでは即時値引きとなるため、後日2%分の楽天スーパーポイントが貯まる事はありません。
注意その4:交通系ICカードは登録が必要!
首都圏ではSuicaとPASMOを通勤や買い物で利用している人が多いと思いますが、ポイント還元制度はSuicaやPASMOも対象です。
しかし、SuicaとPASMOは事前に登録しなければ対象となりません。専用ページでSuicaやPASMOの番号を登録することで還元対象となります。ポイント還元制度は、対象のお店で、対象のキャッシュレス決済するのが条件ですが、対象のはずのSuicaやPASMOは登録しなければ対象外となります。
注意その5:上限に注意!
ポイント還元制度は、1か月当たりの上限や1回当たりの上限が決まっている場合がほとんどです。クレジットカードの場合は1か月当たりの還元上限は1万5000円まで。楽天Edyの場合は1回あたり2500円までなど、それぞれで上限が異なります。
ただし、1万5000円の還元を受けるには30万円の利用(30万円の5%が1万5000円)が必要ですので、それほど気にしなくても良いですが高額商品を購入する場合などは注意しましょう。
なお、クレジットカードの1万5000円上限は1か月当たりの上限ですので、次の月になるとまた1万5000円の上限となります。
いかがでしたか? 10月からの9か月間は増税前よりもお得に買える場合が多いのですが、還元方法やタイミングなど、しっかり把握していなければ損する事もありますのでよく確認してください。
菊地崇仁
ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。