どんな女性も多かれ少なかれ「むくみ」について悩んだことはあるかと思います。
イプサが2019年8月20日に発表した調査報告によると、20~40代前半の女性の約9割が ストレスや脂肪など、生活する上で何かしら溜め込んでいることがわかりました。
溜め込み女性は約9割
調査は、美容感度の高い1000人の女性に対して行われました。
日常生活の中で溜まりやすいと思うものを聞いたところ、「ストレス」に次いで「脂肪」「部屋のゴミ」が上位にきました。さらに、肌の内側に毒素を溜め込む要因となる生活習慣については、運動不足、ファストフードやスナック菓子の飲食、同じ姿勢でのデスクワーク作業など、1つ以上当てはまる人が約9割もいることがわかりました。つまり、約9割の女性が何かしら「溜め込んでいる」わけです。
身体のなかでむくみを感じる部位については、全体の約8割がどこかに感じていて、うち4割以上が「顔」を挙げています。
自分がよくむくんでいると感じる部位
「むくみなら放っておいてもなおる」と思っている人、実はそうでもないようです。
IPSA研究員の加治屋健太朗氏は、
「夕方など、足のむくみを実感することがあるかと思いますが、気がついていないだけで実は顔もむくんでいる可能性があります」
と、警鐘を鳴らします。
調査では、顔のむくみについて「一時的なものか慢性的なものか」と問うと、約6割が「むくみは一時的なもの」と回答。さらに、起床時以外(日中)のむくみについて質問してみたところ、同じく約6割がむくみを感じていないことが分かりました。
つまり、約半数以上が起床時に顔のむくみを感じてもそのまま放置。時間が解決してくれると思い、普段の顔はむくんでいないと自覚症状のない人が多いのです。
加治屋氏は、
「むくみを放置すると肌あれ、さまざまな肌悩みにまで発展します」
と警鐘を鳴らします。
「肌にとって不要な水分とタンパク質が溜まると、むくみだけでなく肌あれを引き起こす可能性があります。この原因のひとつはリンパ管の機能低下にあります。むくみや肌あれのない肌を手に入れるためにはリンパ管を強化し、肌にとって不要なものをゼロにするケアが重要です」
リンパ管を強化するためには、通常のスキンケアだけをしていれば良いというのではなく、それに対応したお手入れをすることが重要なのだそう。「最近顔が大きくなったかも」と思っている人はむくみのサインかも。
※「スキンケアと顔デトックスに関する意識調査」は、2019年7月5日~7月7日、インターネットで全国の日本人女性1000人に対して行われたもの。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。