2019/6/11

「SPF50+」「PA++++」「日本製」 ダイソーの日焼け止めがあなどれない。

「SPF」と「PA」こんな意味でした

ところで、日焼け止めの「SPF」や「PA」が何を表しているか知っていますか?

記者も最近までよくわかっていなかったのですが、5月27日放送の情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ系)に講師として出演した、「シロノクリニック恵比寿」の皮膚科・形成外科医の大野由実先生の説明で理解できました。

SPF(Sun Protection Factor)」とは、日焼けやシミなどをつくる「紫外線B波」を防ぐ指標です。「レジャー紫外線」とも呼ばれています。SPF「1」で「約20分」防ぐ効果があり、たとえばSPF「50」ならその50倍、「約1000分(約17時間)」肌のダメージを遅らせることができるそうです。

ただ、実際は汗をかくなどといったことで、17時間効果を保つことは難しいので、大野先生は2~3時間を目安に塗りなおすことを勧めています。

一方で「PA(Protection grade of UV-A)」とは、シワ・たるみなどをつくる「紫外線A波」を防ぐ指標です。このA波は、雲や窓ガラスも通過するので、室内も安全ではありません。一年中出ているもので、肌の奥(真皮層)に届き、肌の張りに重要なコラーゲンを破壊していきます。

指標の「+」は多いほど効果が高く、最大で「++++」(4プラス)です。

日焼け止めの使い分け

(画像はイメージ)

ここまで聞くと、SPFとPAが可能な限り高いものを常に使っていればいいのかと思うかもしれませんが、必ずしもそうではないようです。

大野先生によると、敏感肌以外の人は神経質になる必要はありませんが、SPFとPAは数値が高い方が、肌への負担も比較的大きいのだそう。そのため、気になる人は以下を参考に使い分けてください。

  • 日常生活(散歩・買い物など)→SPF「10~20」/PA「++
  • 屋外でのスポーツやレジャーなどの活動→SPF「20~30」/PA「+++
  • 炎天下でのレジャー、リゾート地でのマリンスポーツなど→SPF「30~50」/PA「++++
  • * 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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