村に迷い込んだかのような民家エリア
江戸時代中期から昭和中期にかけて、様々な建築様式を見られる西ゾーン。茅葺き屋根の綱島家(農家)や吉野家(農家)、八王子千人同心組頭の家では、火のついたかまどや囲炉裏を見ることができます。民家の中にはボランティアさんがいて、火を焚いたり建造物の説明をしてくれたりします。
八王子千人同心組頭の家
気さくに話してくれるボランティアさんは、まるで住民のよう。どこかの村に迷い込んだかのような感覚を覚えます。ゆっくりと時間が流れるアットホームな空間に、思わず囲炉裏を囲んで座りたくなってしまいました。
綱島家(農家)
綱島家(農家)
一転して、ドイツ人建築家により大規模に増築された「デ・ラランデ邸」では、西洋式住宅を体験することができます。カフェも内設されているので、ちょっと休憩したいときに寄ってみるのもいいかもしれません。
デ・ラランデ邸
このように、西ゾーンでは住宅の中に入って、当時の生活を感じながら観覧することができます。木村拓哉さんの主演ドラマ『華麗なる一族」のロケで使われたという「小出邸」の応接間など、見どころもたくさん。ボランティアさんとお話しして、裏話が聞けるのも大きな魅力ですね。
『華麗なる一族」のロケで使われたという。(小出邸)
前川國男邸
前川國男邸
違う部屋に行けば、生活感が垣間見える。(前川國男邸)
三井八郎右衞門邸
同じ家でも和洋折衷。(三井八郎右衞門邸)
優しい光が差し込む。(常盤台写真場)
田園調布の家
また、センターゾーンには2.26事件の現場になった「高橋是清邸」があります。明治時代に作られたという「歪んだ窓ガラス」にも注目です。
よく見ると「歪んでいる」窓ガラス(高橋是清邸)
高橋是清邸
より深く、江戸東京たてもの園を楽しみたい人には、ミュージアムショップにて販売している「解説本」(税込309円)がおすすめです。ここでは紹介しきれなかった建造物はたくさんあるので、気になった人は直接足を運んでみて。
詳細は公式サイトで。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。