2018/6/21

人工知能使ってブレンド。世界初のユニークなハーブティーはいかが?

近年、人工知能(AI)がさまざまな分野で活用されていますが、このほど世界初だという「AIを使ってブレンドしたハーブティー」が登場しました。

名前はKaori Tabi「Aroma Travel Tea Collection」。オーストラリアのクイーンズランド州とゴールドコーストの観光局が共同で手がけたもので、なんでもゴールドコーストの代表的なリゾートの香りを閉じ込めたハーブティーなんだとか。

空気中の香りをデータ化→近い特性のハーブを選択

「香りで安らぐ、香りで旅する」がコンセプトのKaori Tabiは、多忙な仕事の合間のティータイムに遠く離れたリゾート地の香りを楽しんでもらいたいとの思いから作られた商品。ゴールドコーストを代表する5つのスポットの香りがハーブティーで表現されています。

気になるその開発工程をみていきましょう。プロジェクトチームはまず、人の嗅覚に似せた高精細の香りセンサー「iinioi sensor」を使って、ゴールドコーストのリゾート5か所で香りを採取。空気中の香りをデータ化しました。

そのデータを、今度は香りの分析に特化した人工知能「iinioi AI」が分析。あらかじめ学習していた175種類のハーブの香りデータと照らし合わせ、各スポットの香りの特性に近いハーブを選択しました。

最終的なブレンドはAIが行うのではなく、ハーブサロン・イタリアンレストラン「HERBA MONDO」のオーナーシェフでありスペイシャルハーブデザイナーの石山圭氏が担当、こうして5種のハーブティーができあがりました。

ラインアップは、彼方まで伸びる海岸線の香りを閉じ込めた「サーファーズパラダイス」、妖精の棲む洞窟の香りを表現した「ナチュラルブリッジ」、自由に大空を飛ぶ気球の香りを思わせる「ヒンターランド」、雄大に広がる森林の香りが楽しめる「ラミントン国立公園」、展望台から眺めるサンセットの香りが感じられる「バーレイヘッズ」。海、空、森...そのときの気分に応じて、ゴールドコーストの"香り旅行"が楽しめます。

価格は通常パッケージが820円、BOXパッケージが1100円(いずれも税込)。どちらもオリジナルブレンドハーブティー5種が1個ずつ入っています。2018年5月29日から公式オンラインショップ、「HERBA MONDO」(東京・恵比寿)にて販売されているので、気になる人は是非。

その他詳細はKaori Tabi特設サイトへ。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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