【プロ直伝】お金が貯まる人には「ワケ」があった! 今日からできる家計改善法
ネットショップでお得な商品を簡単に探せるようになった今、「定価」でモノを買うことは以前に比べてだいぶ少なくなりましたよね。けれど、それなりに工夫して買い物しているはずなのに、なぜかお金が貯まらない――。もしかするとそれは、家計が「お金が貯まる仕組み」になっていないからかもしれません。
東京バーゲンマニア編集部は2017年8月30日に開かれた「主婦必見! 賢いポイント活用&不用品処分で家計改善を目指す勉強会」に参加。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんとフリマアドバイザーの川崎さちえさんに、無理なくできる家計改善を教えてもらいました。
ポイント:「マネールール」をつくる
仲のよい友達同士でも、ズバリ聞きにくいのが「貯金」の話題。楽天市場の「夫婦400人に聞いた2017年『夫婦のお財布調査』」(全国の30~40代男女各200人)によると、現在は「貯金格差」が進んでいるといいます。
「あなたの世帯の貯蓄額はいくらですか?」という問いに「100万円以下」と答えた人は全体の25%、「101万円〜999万円」は50%、「1000万円以上」は25%という結果になりました。「4人に1人は貯蓄が1000万円以上」ある一方で、「4人に1人は貯蓄が100万円以下」ということになります。
さらに貯蓄額上位である10%の人に「貯蓄のために一番大切だと思うこと」を聞いてみると、最も回答が多かったのが「衝動買いをしない」(35%)。以降、給与からの天引きなどで貯める「先取り貯金」(17.5%)、「通信費の見直し」(12.5%)、「ポイントで支払えるものはポイントを利用する」(7.5%)が多く選ばれていました。
この結果について、ファイナンシャルプランナーの風呂内さんは「貯蓄額上位の人は貯めるためのマネールールができているのだと思います」と指摘します。
風呂内さんがいう「マネールール」とは、主に次の3つです。
(1)一番得をする支払い方法を選ぶ
たとえば、保険料や国民年金などは割引のある年払いで支払う。また公共料金は振替用紙での支払いよりも50円程度割引になる口座引き落としを利用する。クレジットカード払いにしてポイントを貯める...など。
(2)固定費を見直す
毎日の買い物でこまごまと節約するよりも、家賃や保険料、通信費など金額の大きな固定費を削減できないか考える。
(3)ポイントを活用する
クレジットカードの支払いは1枚にまとめ、ポイントを集約する。貯まったポイントで日用品や生活必需品を購入する。
風呂内さんによると、まずはこの3点を見直すだけでもOKとのこと。
「毎日買い物をする度に『節約しなくては!』と思うのはストレスですし、面倒ですよね。でも、支払い方法や固定費の見直しは一度ルール化してしまうだけなので簡単。その後もずっとお得が続くのでオススメですよ」(風呂内さん)
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。