40・50代女性の「似合う口紅が分からない問題」 選ぶべきは〇〇〇系カラーだった
アイメイクと並び、顔の印象を大きく左右する「リップメイク」。カラー選びにおいては、自分の好きな色や似合う色を選ぶのも1つの手ですが、「どのような印象を演出したいか」という点も選ぶ際の重要なポイントです。
そんなリップカラーと印象の関係について、カネボウ化粧品のセルフメイクブランド「media(メディア)」がこのほどアンケート調査を実施しました。調査対象は40・50代の既婚女性400人。妻であり、母であり、働く女性であり...と、さまざまな顔を持つ彼女たちにぴったりなリップカラーとは?
3割が「似合う口紅の色がわからなくなってきた」
同調査ではまず、加齢によるリップメイクの悩みについて質問。その結果、最も回答率の高かった悩みは「自分に似合う口紅の色がわからなくなってきた」というもので、3割以上の人が答えました(複数回答)。
次に、口紅の色だけを変えた同じ女性の写真を提示して「印象がいい」と感じるものを尋ねたところ、「ローズ系」がトップに。全体の78.5%が選びました。ちなみに2位は「ピンク系」(64.0%)。3位以降は「ベージュ系」(36.5%)、「オレンジ系」(34.8%)、「レッド系」(17.3%)と続き、「ワイン系」(4.3%)にいたっては「口紅なし」(15.8%)よりも支持率が低いという結果になりました。ワイン系はかなりシーンを選ぶカラーのようです。
印象の良さトップのローズ系は「今の自分が好きな色」「今の自分に似合うと思う色」という項目でも1位に選ばれており、40・50代の女性の多くが相性の良さを感じているようです。
ただ、冒頭でも触れたように、リップカラー選びにおいては「どのような印象を演出したいか」という点も重要。そこで同調査では、先のリップカラー6種それぞれの持つ印象と、相手別の「見られたい自分の印象」を尋ね、2つをレーダーチャート化することで、40・50代の女性が理想の自分を演出できるカラーを探りました。
――その結果、最も総合力の高いカラーも「ローズ系」だということが分かりました。
たとえば「見られたい自分の印象」の項目において、夫に対しては「若々しくて」「明るくて」「健康的な」「かわいい」「優しい」妻を演出したい、という結果が出ていました。これをリップカラーの印象に照らし合わせると、「若々しい」「かわいい」「優しい」はピンク系、「明るい」はローズ系、「健康的な」はオレンジ系が適していることになりますが、ピンク系は「かわいい」に突出しており、あまりバランスがよくありません。その点ローズ系は各項目ともバランスよく満たしているのです。
また、知的で落ち着いた印象を与えたい子どもの先生に対しては、「落ち着いた」印象でベージュ系が突出していますが、「上品」「明るい」の印象に欠けます。そのため落ち着いて話をしたいシーンなどではベージュ系が適しているかもしれませんが、普段から定番として使うにはやはりローズ系がベストと言えます。
イメージコンサルタントの工藤亮子さんは、
「ローズ系は青みがかった色で透明感がでるカラー。品よく見せたい方におすすめです。比較的、つける人を選ばない色と言えます。40・50代の女性は口紅をつけていないと顔色が悪く見えてしまう世代でもあるので、どの色を選んでいいかわからない、という方はローズ系から選ぶと良いかもしれません」
とコメント。その上で、
「ひと口にローズといっても彩度によって全く印象が変わるので、自分にしっくりくる色を探してみてください」
とアドバイスしています。
※調査は2017年5月18日から19日にかけ、インターネット上で実施したもの
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。