夏の「むくみ」で老け顔まっしぐら... 今すぐできる予防・改善法はコレだ
むくみを予防・改善する方法
(1)水分のとりすぎや冷たい飲み物に注意
まずは水分の取り方に注意する必要があります。夏は熱中症対策として水分を多くとることが一般的に推奨されていますが、水分をとりすぎると代謝が十分にできずに老廃物が留まり、むくみを招くことにつながります。そのため日中は"がぶ飲み"は避け、ちょっとずつこまめな水分補給を心がけましょう。そして夜の水分摂取は控えめにしましょう。
また、冷たい飲み物は内臓を冷やしてしまいます。そうすると代謝が落ちたり、腎臓の機能低下につながったりして、結果的にむくみを引き起こします。暑い日でも冷たい飲み物ばかりとらないよう心がけるとともに、温かい飲み物を意識的に口にすることが大切です。
(2)アルコールや塩分の多い食品の摂取は控えめに
アルコールには利尿作用があるので、たくさんお酒を飲むと「利尿による脱水症状」が起きやすくなります。その結果、不足した水分を多くとることにつながったり、高くなってしまった血液濃度を下げるために体内の水分が一部に集中したりして、むくみを引き起こします。
また、塩分の多い食品のとりすぎも好ましくありません。喉が渇いて水分の摂取量が増えるほか、血がドロドロになることによって、むくみを引き起こします。
(3)適度な運動を心がける
代謝が落ちて血行不良になることもむくみを引き起こす原因に。歩く、ストレッチを行うなど、簡単なことでもいいので毎日必ず適度な運動を心がけましょう。
(4)冷やさない
夏は冷房の影響などで想像以上に体も肌も冷えているもの。それにも関わらず薄着をしていると、体をもっと冷やしてしまいます。冷房のよくきいたオフィスでは膝掛けやレッグウォーマーなどを用意して体の冷えを防ぎましょう。
(5)しっかりと睡眠をとる
十分な睡眠がとれていないと酸素不足に陥ります。そうすると血管が拡張して皮下組織に水分が溜まり、顔がパンパンにむくむことに。そのため、暑さで寝苦しい時は頭を冷やしたり睡眠サプリを利用したりして、入眠しやすく、安眠できる環境を整えることが大切です。
(6)マッサージする
さまざまな対策をとっていてもむくんでしまったら、マッサージを行うのが効果的です。むくみは老廃物なので、それをリンパに向かって流すようなマッサージを行いましょう。
なお、この時は
・必ずオイルやクリームなどで指通りをよくして行う ・皮膚を引っ張らないようにする ・強すぎる力を加えない
といったことを心がけましょう。そして、力加減ややり方に自信のない人はプロの手を借りるのもおすすめです。
このほか、バナナやキュウリなどカリウムを豊富に含む食品を積極的に食べることもむくみに効果的です。
夏こそ老けないためにむくみを放置せず、効果的なアプローチを行いましょう。

エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。公式サイト『アンチエイジング ジャーナル』
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。