2017/3/ 1

たったひとりでPTAに立ち向かったママ 「私は壮絶バトルで役員免除を勝ち取った」(後編)

頭を悩ませる問題です

理不尽なPTA役員の押し付けにあったマリコさん(仮名)。千葉県に住む40代、4児のママは、いかにしてPTAに立ち向かい、役員免除を勝ち取ったのかを、聞いていきます。

前編は、押しつけてきたPTA会長から泣きつかれたところまで。「退会することも考えている」と啖呵を切ったマリコさんですが......。

(前篇はコチラ)

PTA退会でイジメ?

結局、PTA会長からの連絡はなく、マリコさんの役員の話は立ち消えになりました。長男は小学校を卒業、現在中学1年になっています。その間、もしPTAを退会した場合に備え、長男が理不尽な目に合うことがないよう対策を考えたそうです。

たとえば、校庭で児童が休むベンチをPTAが寄贈しています。また、卒業式にはPTAが卒業生一人ひとりに記念品を贈ります。長男がベンチに坐れず、卒業式に記念品をもらえない事態まで心配したそうです。

実際、週刊誌「アエラ」がPTA問題を特集した「必要? 不要? PTA」(2014年4月17日号)では、PTAを退会した鹿児島県の40歳女性が経験した「いじめ」を紹介しています(要約抜粋)。

「長女の時の役員選びの煩わしさから、次女の小学校入学と同時にPTA退会届を出すと、すぐさま校長に呼ばれ、こう非難された。『道義的に問題がある。ほかのお母さん方に説明してください』。どうにか退会届は受理されたが、今度は担任から電話があった。『非会員の子どもは夏休みのプールには保護者同伴でなければ入れません』。PTAの母親たちが当番でプール監視をしており、非会員の子どもは監視しないというのだ。当時、女性は3人目を妊娠中で、炎天下のプールサイドに立てるわけがなく、途方にくれた......」

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]PTAと闘うには規約などの「文書」を確認しよう
1

人気キーワードHOT

特集SPECIAL

Instagram