ダイレクトなキャッチコピーが多め
阪急電鉄では「知識は広げても。座席では広がらない。」というキャッチコピーのポスターを15年7~9月の期間掲出しました。3人の乗客が新聞や本を小さめに開いているイラストで、座席でのマナー向上を呼び掛けています。
知識は広げても...(画像は阪急電鉄より提供)
西武鉄道は、浮世絵をモチーフにしたイラストのマナー向上ポスターを16年9月から掲出しています。スマホに夢中で座席に広がって座っている人や荷物を座席に置いている人がイラストで描かれ「座席にはきちんと詰めて座るべし」というコピーが書かれています。手前にいる乗客も迷惑そうな表情――。たしかに分かりやすいですね。
浮世絵風のイラストで(画像はプレスリリースより)
名古屋鉄道では「ひとりでも多くの人が座れるよう、座席は詰めてお座りください」というキャッチコピー(16年12月~)。サラリーマン風の男性が大きく足を開いて座席を占有しています。まわりの乗客は迷惑そうな表情です。
分かりやすいイラストで(画像はプレスリリースより)
こうして比べてみると、東急電鉄の広告は"ひねり"が効きすぎているような気もします。東急電鉄の広告が「考えさせる」ことが目的なら、成功なのかもしれませんね。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。