覚えてる? アムラーからにこるんまで「ギャル語」の歴史、いっき見!
懐かしい話ってつい盛り上がってしまいますよね。先日、東京バーゲンマニア編集部のミーティングでは、「チョベリバ」など昔の"ギャル語"で盛り上がりました。
そこで思ったのが、ギャル語って時代によって全然違うな、ということ。「チョベリバ」にはピンとこない20代前半記者ですが、アムラーからにこるんまで...ギャル語の歴史を調べてみました。
懐かしくて新しい、ギャルワールドが待っていました。
ギャル語使ってた?
どの時代にもギャルの憧れの的が...
そもそも若い女性をギャルと呼ぶようになったのは、1973年に渋谷PARCOがオープンしたころ。当時は、最先端のファションに身を包んだ女性のことを指していました。いま「ギャル」と言われて想像するイメージとは少し違っていたんですね。
1990年代 アムラー、コギャル
・MM(マジでむかつく)
・チョベリグ&チョベリバ
・アウトオブ眼中
1990年代に入って安室奈美恵さんが登場すると、彼女のファッションを真似するアムラーたちを中心に、いわゆる"コギャル"が誕生します。日焼け肌に茶髪・厚底・ミニスカート・ルーズソックスなどが流行しました。
チョベリバが広まった大きなきっかけは、木村拓哉さん主演の月9ドラマ「ロングバケーション」だそう。改めて見てみるとキムタクがめちゃくちゃ若いです...。毎週観ていた! という女性も多いのでは?
2000年代前半 ヤマンバ、浜崎あゆみ
・○○だに
・○○だっちゃ
1999年ごろから、ガングロが流行し始め、真っ黒に焼いた肌と脱色した髪が特徴のヤマンバギャルも登場しました。インパクト抜群の彼女たちは記憶に残ります。雑誌「egg」の人気モデル、ゴングロ3兄弟の"ブリテリ"さんが使ったのをきっかけに語尾に"だに"をつけるギャル語が広まりました。
2000年に入るとそれまでの傾向から一転、美白を好む「白ギャル」が登場します。第2のカリスマとも言われる浜崎あゆみさんの人気が影響しました。ギャルの間では「パラパラ」や「ギャル文字」も流行しました。このあたりからは記者も記憶がありますが、地方に住んでいたので、ギャルはテレビの中でしか見たことがありませんでした......。
2000年代後半 エロカワ、アゲ嬢など
・KY(空気読めない)
・JK(女子高生)
・アゲ嬢
2005年からは、倖田來未さんの登場でギャルたちの間でエロカワファッションが流行します。盛り髪やつけまつげなどが特徴の"アゲ嬢"ファッションも登場し、雑誌「小悪魔ageha」も人気に。小学生のなりたい職業に「キャバ嬢」がランクインするほど「アゲ嬢」が憧れの存在になっていました。
また「KY」や「JK」など言葉をアルファベットで略した言葉も流行。中学生になった記者は「PK(パンツ食い込んでる)」を友達と連発していました......。懐かしい。
2010年代 きゃりーぱみゅぱみゅ、にこるん
・KS(既読スルー)
・あげぽよ
・おこ・激おこ・激おこぷんぷん丸
・あーね(あーなるほどね)
・りょ(了解)
2010年ごろから原宿系のファッション誌にきゃりーぱみゅぱみゅさんが登場し、人気に。女子高生の中でも渋谷系のギャルファッションより、原宿系のファッションが流行していたように感じます。彼女の束感のあるつけまつげや濃いめのチークなど独特のメイクも注目されました。
ギャル語では怒りを表す「おこ」がブームに。きゃりーさんがTwitterで「激おこぷんぷん丸ってなんだよ...ギャルが作る造語って本当にセンス良い」と投稿し、さらに怒りの度合いが強いときにつかう「ムカ着火ファイヤー」「げきオコスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム」などが注目されました。またLINEが普及し始めたことで「KS(既読スルー)」という言葉も登場しました。
そして現在2016年は、"にこるん"こと藤田ニコルさんが若者の間で人気。彼女がテレビで紹介した「あーね(あーなるほどね)」「りょ(了解)」などの言葉が、大人世代には衝撃だったようなのですが、記者は友達とのLINEで使ってしまいます。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。