オリジナルメンバーも絶賛のキャスティング
今回、フランキー・ヴァリ役を演じるのは、中川晃教。オリジナルメンバーで本作の音楽も担当したボブ・ゴーディオも、彼の実力を認めたそうです。そしてヴァリを演じる中川以外の3人のメンバーは、ダブルキャストで2チームに分かれ、それぞれの個性と実力を競い合います。
日本版の演出は、長らく故蜷川幸雄の演出助手をつとめ、自ら演出した作品で2015年に読売演劇大賞杉村春子賞と優秀演出賞を受賞した藤田俊太郎。ブロードウェイの大ロングラン作品を新進気鋭の演出家がどう料理するのか注目です。
昨年のブロードウェイからの来日公演は、ザ・フォー・シーズンズ世代の年配の人から、若い人まで幅広い観客が連日劇場に押しかけ、客席は熱狂の渦となりました。
そして、満を持しての日本人キャストによる日本語での上演です。若いキャストとクリエーターが600席強というシアタークリエの濃密な空間で創り上げる日本オリジナルの『ジャージー・ボーイズ』。梅雨空を吹っ飛ばすような、熱いステージを体験しに行きませんか。
ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』
7月1日(金)~7月31日(日) 日比谷シアタークリエ ※プレビュー公演:6月29日(水)・30日(木)
出演:中川晃教(フランキー・ヴァリ)
藤岡正明/中河内雅貴(トミー・デヴィート)
海宝直人/矢崎 広(ボブ・ゴーディオ)
福井晶一/吉原光夫(ニック・マッシ) ほか
演出:藤田俊太郎
脚本:マーシャル・ブリックマン&リック・エリス
音楽:ボブ・ゴーディオ
詞:ボブ・クルー
作品の詳細は公式サイトで。
出雲 あきら(いずも・あきら)
演劇評論家。ラジオや雑誌等で多くの演劇コーナーを担当。トニー賞授賞式に20年出席している唯一の日本人。広告会社電通に勤務する会社員でもある。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。