結婚する/しないは個人の自由! ......とは言っても、親にとって、未婚の子どもは心配のタネになっていることが多いようです。最近では、「親の婚活」「代理婚活」といった言葉が登場するほど、子供の結婚に積極的に関わろうとする親もいるようで――。
"結婚適齢期"なのに未婚でいる子供、親はどのような気持ちでいるのでしょうか? 未婚の子供を持つ父親と母親のホンネを聞いてみました。
母親の方が子供の意見を尊重
パートナーエージェントが、1度も結婚したことがない未婚の子供を持つ60歳以上の既婚男女1423人を対象に調査したところ、「絶対に結婚してほしい」が16.9%、「結婚してほしい気持ちの方が強い」は42.3%と、子供の結婚を望む親御様は合わせて59.2%でした。
一方、「結婚してほしくない気持ちの方が強い」、「絶対に結婚してほしくない」を選んだ親はそれぞれ0.1%、0.3%となり、結婚を望んでいる親が圧倒的に多いことが分かりました。
父親、母親の回答を見比べてみると、「絶対に結婚してほしい」と強く望むのは、母親(11.9%)よりも父親(21.1%)だったことが分かりました。反対に、「判断はすべて子供に任せたい」という回答を選んだのは、母親が29.0%で父親が21.2%。母親の方が子供の意志を尊重する傾向にあるようです。
お父さん方の方が子どもの結婚に積極的だなんて、ちょっと意外です。
では、「結婚してほしい」肝心の理由は――?
最も回答数が多かったのは「子供の幸せのため」で69.8%。次いで、「子供の生活の安定(経済面・健康面)のため」が57.8%でした。半数以上の親が、子供のためを思って結婚を望んでいることが分かります。
3位は「孫の顔がみたい」で32.5%、4位は「家系を絶やしたくない」で15.3%です。
一方、「未婚だと恥ずかしいから」という回答は「近所づきあい」「親戚づきあい」のいずれの観点からも、1%程度という結果になりました。「結婚しないなんて一家の恥だ」とかヒドイこと言われていた時代もあったようですが、その風潮はなくなったのかも知れません。
それにしても、結婚したら本当にみんながみんな「幸せ」で「生活は安定」するんでしょうか? そう言い切れないのが今の時代のような気がします。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。