「糖化」させない工夫あれこれ
上に挙げた調理の温度などの外的要因に加え、AGEsは内的要因によっても増えたり減ったりします。つまり、体の中でも作られているってこと。こちらの方は、工夫によってコントロールしやすそうですよ。
体内で作られるAGEsには食後の血糖値が関係していると言われます。食品から摂取した糖が体内で余ってしまい高血糖状態になると、体の組織を作っているタンパク質と結びつき体温によって糖化が起こり、AGEsが発生します。
食後上がった血糖値が普通に戻れば問題ありませんが、高血糖状態が続くと糖化しやすいと考えられています。早食い、長すぎる食事時間、お菓子をダラダラ食いは、血糖値が急上昇したり高い状態が長くなったりする要因なのでNGです。食後1時間ほどたってからの運動は、糖がエネルギーとして利用されるためオススメです。
さらに、サラダや汁物、副菜などから箸をつけ、ご飯ものは最後にする「食べる順番ダイエット」は血糖値の上昇をコントロールするので効果が期待できそう。
酢やレモン汁などもAGEsを抑えるのに有効なようです。酢の物を食べる、揚げ物にはレモン汁をかける、肉はマリネにしてから調理するなど、ちょっとの工夫で減らせるようです。
「超簡単!」とは言えないけれど、電子レンジなしの生活よりはハードルは低いです。とりあえず、ピクルスともずく酢をストック!
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。