シワやシミなど肌の老化に直面すると、スキンケアや美容法など表面的なアプローチを試みる人が多いと思います。しかし、肌の老化は体の奥のもっと深い部分で起きていることが密接に関係しており、根本的なアプローチが必要となることが明らかになっています。
そのひとつ、今注目されているのが、毛細血管を修復し、その機能を高めるという方法。国内大手の化粧品メーカーである資生堂や花王が毛細血管と肌老化の関係について研究し、その結果を元に新商品の開発に取り組んでいることからも話題となりました。
そこで今回は、肌の老化と毛細血管の関係、毛細血管を修復してその機能を高める方法についてご紹介します。
毛細血管は40代後半から注意
資生堂は、ソウル大学皮膚科チャン教授との共同研究の結果から、40代後半になると皮膚毛細血管の機能が低下して、栄養が皮膚の末端まで届きにくくなるという事実を発見しました。その結果、肌老化のひとつのカギを握る、肌内部の繊維芽細胞がコラーゲンを産出する力が衰えるなどして、シワやシミなどの肌の老化をまねくことに繋がります。
つまり、肌の老化を予防するには、毛細血管を修復し、その機能を高める必要があるということです。
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