PCやスマホを触らない日はないという現代人にとって、とても怖いお話があります。ランコムの研究で、ブルーライトを浴びると、紫外線よりも強力な色素沈着を引き起こすことが分かったのです。
この記事を読んだあと、あなたのスマホやPCとの付き合い方が激変するかも知れません。
寝ながらスマホは最悪!
ブルーライトとは、波長が380~500nmの領域にある青く見える光で、パソコンやスマホなど、LEDを利用した電子機器に多く使われています。これまで、目の疲れや睡眠障害などの健康被害が指摘されてきました。
今回の研究では、415nmの波長のブルーライトを肌に照射し、その影響を調べました。すると、1時間以内に肌が変色し、3週間後まで残る色素沈着を引き起こしたのです。熱量の高いブルーライトを浴びるほど、細胞の変色も濃くなることも分かりました。
次に、日焼けやシミの原因になる紫外線Bと比較をしてみました。すると、ブルーライトの方が肌の奥まで浸透して鮮明な色素沈着を起こすことが明らかになりました。しかもブルーライトの色素沈着は3か月以上続く可能性があるとのこと。
つまり、ブルーライトは色素沈着を引き起こしやすく、その色素沈着は紫外線よりも消えにくいということ。あまりに怖いデータですよね。
寝る前にベッドの中でもスマホをいじっているという人はさらに注意が必要です。
その理由は2つ。1つ目は、スマホはPCや液晶テレビなど身近な電子機器の中でもっともブルーライトの放出量が多いとされているからです。
2つ目は、「逆2乗の法則」にあります。光のエネルギーは距離の2乗に反比例するので、スマホと目の間の距離を60センチから30センチに近づけると4倍にもなってしまうのです。寝ながらスマホをいじっているときには10センチほどの距離になっていますから、浴びているブルーライトの強さは......。考えるだけで恐ろしい!
今後は、紫外線予防のUVクリームや日傘に加え、ブルーライト予防の専用メガネなども女子の必須アイテムになるのかも知れません。
ランコム発表の「ブルーライトと肌細胞に関する研究結果リリース」参考。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。