食べ過ぎ飲みすぎでエネルギーは過剰摂取していたはずなのに、まさかの風邪でダウンしてしまった。寒気がするな、少し喉が痛いなと思いながら深夜仕事を終えた翌朝、まったく体が動かなくなった。ダルくて重くて節々が痛く熱も38度を越えている。1日寝込むことになった。
この年末の忙しいときに、体調管理ができていないとはわれながら情けない。力をつけようと焼肉を食べた翌日にダウンするとは、これいかに。焼き肉は自分ではなく、風邪のウィルスに力を与えてしまったのか。
年末はハードなスケジュールになることはわかっていた。でも、自分ならこの困難な状況をラクラクと乗り越えられるだろうし、むしろ忙殺される喜びと立ち向かうことでワクワクしていたと言ってもいい。ところが、勝負どころで優勢に思えた状況は風邪で一転した36歳の年末だ。
先日、37歳の澤選手は引退は「心と体が一致しなくなってきたため」と語った。昭和世代にとっての引退名言は横綱千代の富士の「体力の限界」だが、そのとき彼は35歳だった。やっぱりこの年の前後って、改めて自分の体力と向き合う年齢なんだろうか。
さめない二日酔い、階段で息切れ、くしゃみでぎっくり腰・・・
ここでトップアスリートとは比較にもならないわが身を考えてみる。飲みすぎて二日酔いが翌日夕方ぐらいまで残るようになったのも、渋谷駅の急な階段を昇っただけで息切れして某CMソングが酸欠の頭の中をめぐるようになったのも、徹夜仕事なんてもうムリムリと諦めて寝るようになったのも、くしゃみをしただけでギックリ腰になったのも、どれもこれも思えば35歳前後だったような気がする。
マスコミにいると時代の最先端にいると勘違いしたり、常に刺激的な毎日でいつまでも自分が若い気でいるように思ってしまいがちだ。でも、それは精神年齢だけ若いのであって、体力は着実に老朽化の一途をたどっているんだと悟った。現実を受け止めなくてはならない時がやってきたようだ。
現実と言えば今年の芸能人・スポーツ選手の結婚ラッシュの中で、一番驚いたのも、これまた澤選手だった。「ワレらの穂希が、結婚」と同志に裏切られたような気持にもなったものだ。福山ロスよりも澤ロスのほうがよっぽどダメージが大きい。澤選手に30代独身女性希望の星、いつまでもアクティブに働き、女は見かけじゃない、これでこそ女の中の女、と勝手なイメージを持っていたからだ。その澤選手も既婚者というあちらの星に行ってしまわれた。
来年こそは己の体力を過信せず現実を受け止めようと、いつもより多く風邪薬を飲みながら今年はオシマイ。2015年もみなさまありがとうございました。
モジョっこ
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。