お食事や運動に気を付けていてもなかなかすっきりしない頑固な便秘。便秘は、ぽっこりお腹になるだけでなく、免疫力を低下させ、肌あれや、様々な体の不調を引き起こします。

国の統計によれば便秘に悩む人は、年々増加していておよそ670万人。特に女性は男性の約2倍もいて、2人に1人は便秘ともいわれているほどです。実は、そんな便秘、トイレスタイルと深い関係があるといわれています。今日からトイレスタイルを見直して辛い便秘から解放されましょう。

和式トイレはスムーズな排便の理想形だった

生活のお欧米化がすすみ、当たり前になった洋式トイレ、今では、ウォシュレットだけでなく、自動でフタが開いたり、便座が温かかったりと、日本人らしいきめ細かな「おもてなし」の心で進化を続け、すっかり日本の文化になっていますね。ですがこの洋式トイレが、現代人を悩ませている辛い便秘の原因になっているかもしれません。

日本人の腸は欧米人と比べ直腸がカーブしているため、背筋をまっすぐした状態の洋式トイレでは、スムーズな排便ができない状態ですが、しゃがみ込む和式トイレは、直腸がまっすぐになるためスムーズな排便が促されます。

また、普段は直腸が恥骨直腸筋によって引っ張られ一定の角度が保たれているため排便が抑制されていますが、しゃがみ込むことで、恥骨直腸筋が緩み、排便がしやすくなります。

このように、しゃがみ込む和式トイレは、実は排便メカニズムあった理想的、理にかなったスタイルだったのです。

ただ、現代社会では洋式トイレじゃないとできないという人も多いはず。そんな人に、洋式トイレでも「理想姿勢」になれる解決方法があります。 まず、洋式トイレの足元に台をおき、膝をあげた状態にするか、座ってから前かがみになること。これで、和式トイレでしゃがみ込むのと同じ理想的な姿勢になることができます。

ポイントは「前かがみ35度」！

高齢者や、妊婦さんにとっては足腰に負担がかからず、またウォシュレット機能など優れている点も多い洋式トイレ。ちょっと一工夫で快適なトイレライフを送り、辛～い便秘から解放されましょう。

前田ひずるPROFILE
美容と健康のスペシャリスト。食品会社で研究、化粧品会社で商品企画として勤務。真の美しさ、健康を追求するため、解剖生理学、アロマセラピー、リンパドレナージュ、リフレクソロジー、栄養学などを学び、I・A・I（International Association of Integracy）認定『インテグレーター』ライセンス取得。悩みの根本原因に多角的にアプローチし、一時的な対処療法ではなく、根本改善を促し、真の健康と美しさをサポートしている。公式ブログ（http://ameblo.jp/hizuru-i/）

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