2015/10/12

スメハラおっさんたちといい匂いの10代アイドルたちの不思議な関係

そんなこともあるのかと驚いた。アメリカで、オナラのにおいがひどいと70代男性をクビにした会社を訴えられたというのだ。男性が勤めていた食品会社は、彼の頻繁なオナラに勤務中の同僚たちが迷惑している、訪問客にも悪臭は恥ずかしいことこの上ないと解雇した。これに対し、妻は不当解雇だと訴訟にいたったのだという。笑っちゃう三面記事なんだけど、たしかにねぇ、ニオイは難しいよね。

企画会議は地獄だけれど・・・

ハラスメントの中でも、一番相手に被害を伝えにくいのが「スメールハラスメント」略して「スメハラ」だと言う。本人に自覚はないが、周囲にとっては耐え難い状況だったりする。においで頭痛や吐き気がして勤務に支障が出てくる。男性上司のキツイ香水、ヘアコロン、女性の甘ったるい濃厚な香水。どれも少量だったらとってもいい香りなんだけど、濃すぎると毒素のように強烈だ。

筆者もスメハラをしてしまったことがある。中学1年生の時のこと。持ち歩いていた香水のサンプル瓶の蓋がスカートのポケットの中で外れ、中身が全部こぼれてしまったのだ。タイミングが悪いことに、給食の直前だった。教室中に香水と料理のにおいが混ざったひどい悪臭が漂った。クラス中から白い目で見られたことを思い出すと、今でも背筋がぞっとする。

香水は体臭を隠すために開発されたものだが、少しは香水を使ってくれよと思うようなスメハラもある。男くささ+加齢臭で部屋が満たされる会議があるのだ。会議の部屋だけ空調が弱く、換気も悪い。そういうわけで、夏場は地獄だ。スタッフ30人ほどの会議なのだが、9割がチェック柄が似合う小太りの男性。議論をすればするほど、漂うのだ、ニオイが。

想像してください。スポーツの後の汗臭さではなく、単なる男くささに加齢臭がプラスされたニオイを。途中退席して戻ってきた時などは、ニオイが圧力にまで感じた。すぐに換気しないと、ここにいる全員が窒息死する危険があるかもしれないと。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]香水の調合と一脈通じる絶妙バランス
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