働く女性なら誰しもが抱える職場でのストレス。その"原因"は一体どこにあるのか――。 正社員で働きたい女性向け求人情報サイト「エンウィメンズワーク」が、サイトを利用する女性1304人を対象に聞いたところ、ワースト3に上がったのは「上司との人間関係」「給与が低い」「同僚・部下との人間関係」でした。

ストレス改善のため会社に言ってはみたものの......

最も多かったのは、「上司との人間関係」「給与が低い」でともに43％。「上司との人間関係」にストレスを感じると答えた人のうち、30代以下は47％で、若い人ほどストレスを感じていることがわかります。40代以上が37％と若干下がっているのは、年を重ねて上司の数が減ったこと、経験を重ねて上司との人間関係をうまく処理できるようになったことなどが理由かもしれません。

同じく1位の「給与が低い」を支持したのは、30代が44％、40代が41％。40代でも40％を超えていることから、厳しい給与事情も見てとれますね。

3位は「同僚・部下との人間関係」で40％でした。以下、「仕事量が多い」（30％）、「仕事内容が合わない」（23％）、「目標・ミッションが不明確」（22％）、「勤務時間が長い」（22％）、「お客様との人間関係・クレーム」（21％）...などの順となっています。

ちなみに、ストレスを感じた女性の3分の1以上に当たる36％が、ストレス改善のために自分から会社や組織に働きかけた経験があると答えています。ただし、「あまり改善されなかった」というコメントもちらほら。勇気を出して会社などに働きかけてみても、効果がなければがっかりですよね。

15年12月からは、職場のメンタルヘルス改善のため、ストレスチェック制度が義務化されます。新制度では、産業医のチェックや面接指導も行われるそうです。ストレスチェック制度義務化で、皆さんの職場が少しでも働きやすくなればいいですね。

＊ 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。