ホラー映画を観た後どっと疲れた、という経験はありませんか?
怖い映像を観ると、人はその恐怖から心拍数が上昇し、呼吸が浅くなったり、叫んだりすることで多くの二酸化炭素を排出します。さらに、人は恐怖や驚きにより、体が緊張した状態から一気に弛緩することを繰り返すため、座位安静時よりカロリーを多く消費すると言われています。
この仮説に基づいて、実際どれくらいカロリーを消費するのかという、ユニークな実験ムービーが2015年7月31日に公開されました。
軽いジョギング相当のカロリーを消費
動画は、ドコモ・ヘルスケアのリストバンド型活動量計「ムーヴバンド2」のプロモーションとして作られたもの。実際に恐怖の動画を見た12名の男女の様子と、それぞれの平均消費カロリーをリアルタイムで表示しています。
実験は、国士舘大学体育学部教授、医学博士の須藤明治先生協力のもと、1呼吸ごとの酸素量や二酸化炭素量などの呼気を分析するシステムで計測。その結果、約10分の動画で平均22キロカロリーを消費、最高では座位安静時の5倍、軽いジョギング相当のカロリーを消費した人もいたそうです。
22キロカロリーといっても、体重60キロの人が分速80メートルで6分歩いた時と同じ程度の消費カロリーで、1時間に換算すると126キロカロリーにもなるので大きいですよね。
「カロリームービー特設サイト」では実験で流れた動画をよりリアルに体験できます。"全画面表示"で観るのがおすすめとのこと。真夏のひんやり体験とカロリー消費が同時にできそうです。
ちなみに、恐怖動画は山奥の旅館が舞台。そこを訪れた2人の女性に、不気味な日本人形、白装束の男たち、謎のお札......。息もつかせぬ恐怖が襲い掛かります。ホラーに自信のある人は、ぜひ!
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。