【ブーム調査隊】ビアガーデンも個性の時代 演出を凝らしたコンセプトビアガーデン、急増中
ビールとバーベキューが定番だったビアガーデンも、近年は美容を意識する女性に向けたヘルシーなビアガーデンや、各国自慢の料理が食べられるビアガーデン、ホテルメイドのディナーやシャンパンを楽しむビアガーデンなど、オリジナルグルメで勝負するレストランも目立っています。
そして2015年は"雰囲気"や"演出"にこだわるコンセプトビアガーデンが急増中。料理だけでなくその場の楽しみ方に注目が集まっています。
マジックにペンギン、ついには昭和へタイムスリップ!
マジックショーを見ながらビアガーデン、のコンセプトで営業しているのは、サルヴァトーレクオモ代々木(東京都渋谷区)の「マジックビアガーデン」。イタリアン×メキシカンの限定メニューを堪能しつつ、日替わりでテーブルマジックを楽しめる一味違ったビアガーデンです。
スタッフによると「当店では今年初めての開催となりますが、ショーを目的にいらっしゃるお客さんもいて、評判は上々です」とのこと。1日に数十分程度のショーなので、絶対見たい方は問い合わせて時間を合わせるのが吉かもしれません。イタリアンにメキシカンを取りまぜたメニュー「フォカッチャ付き特製メキシカンタコスサラダ」、「厳選ハーブチキンのグリルスペシャルBBQソース」なども華やかでテーブルを彩ります。
ビアガーデンはテラス席なので、新宿の夜景も楽しめます。2015年7月1日から9月30日までの開催。
「え?こんなところにビアガーデン??」と、多くの人が驚く変わった場所にもビアガーデンが展開されています。「南国ビアガーデン」があるのは、池袋にあるサンシャイン水族館(東京都豊島区)屋上エリア。訪れる人の目的は、ペンギン。毎日1時間だけ、サンシャインアクアリングをペンギンが泳ぐナイトパフォーマンスが行われており、ペンギンたちがすいすいと泳いでいく姿をアテにビールを飲むことができます。
知る人ぞ知るビアガーデンなので、サプライズ的要素も十分。記念日にもおすすめです。メニューも、「クマノミロコモコ」(860円)などの限定メニューもそろいます。
2015年7月18日から8月31日までの開催。
一方、東京の有名ホテルでも空間の楽しさにこだわったビアガーデンが今夏から始まっています。グランドハイアット東京(東京都港区)に出現したのが、レトロな雰囲気を醸し出す「昭和ビアガーデン~六本木6丁目の夕焼け~」。2015年7月の9日、10日、16日、17日、23日、24日、31日、8月の6日、7日、20日、21日の全11回限定の開催です。
ポスターのディスプレイや1950~60年代の歌謡曲と、昭和ムード漂う空間で、どこか懐かしい時代にタイムスリップした気分に。メニューの「昭和のおつまみセット」もハムカツ、春巻き、シュウマイなど懐かしのものばかりです。飲み物は、ビール、ハイボール、ホッピーなどを好きなだけ楽しめるフリーフロー形式なので昔の友人と語り合うにはぴったりですね。一晩だけ、昔を振り返りたくなる、大人世代にはたまらない演出です。価格は5000円。
進化し続ける2015年のビアガーデン。ビールを楽しむ、料理を楽しむプラスアルファの魅力がこれからのビアガーデンには必要なのかもしれません。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。