2015/7/15

専門家の美レシピ#20 「痩せホルモン」を味方につけてすっきりボディに 正しい睡眠、教えます

運動、食事制限など辛いダイエットをしているのに、なかなか痩せられない人は、もしかしたら「睡眠」が原因かもしれません。

夏も間近で、ぷよぷよ脂肪が気になる時期です。正しい睡眠ですっきりボディを目指しましょう。

睡眠が鍵をにぎる、4つの痩せホルモン

人は人生の3分の1が睡眠時間といわれています。睡眠は心身や脳を休息させるだけだと思っていませんか? 実は、睡眠中に痩せるための鍵となる4つのホルモンを分泌していて、肥満と睡眠には深い関係があります。

<成長ホルモン>

「寝る子は育つ」といいますが、子供だけが必要なホルモンではなく、大人にとっても、体の組織の修復・維持を行うために必要不可欠なホルモンです。体の組織の修復・維持をする際に体内の脂肪などを燃焼させカロリー消費をするだけでなく、筋力も強化するため、基礎代謝と深い関係があります。

成長ホルモンは入眠後30分から1時間くらいした深い眠り(ノンレム睡眠)の時に多く分泌され、午前3時頃分泌量がピークに達するため、3時頃熟睡していることが大切です。

<コルチゾール>

コルチゾールはストレスホルモンとして知られていますが、実は、睡眠中のエルギー代謝にも重要な働きをしています。睡眠中に体に蓄積されているブドウ糖や脂肪などをエネルギーにかえることで、夜中、食事をしなくてもスムーズに起床し活動できるよう下準備をする役割をしています。コルチゾールは午前3時頃から明け方に最高値に達し、起床後30~60分の間に大量に分泌されるため、午前3時までには熟睡し3時間程度は続けて寝ることが大切です。

<レプチン、グレリン>

脂肪細胞から分泌され、食欲を抑えてくれる「レプチン」と胃から分泌され食欲を増進させる「グレリン」。睡眠不足になるとレプチンが減り、グレリンが増えるため、食欲が増してしまいます。我慢できれば良いのですが、ケーキなどの甘いものや、チップス系の塩辛いもの、パンやパスタなどの炭水化物を食べたくなり、誘惑に負けてしまうことで、太りやすい身体になってしまいます。レプチンとグレリンは逆に働き、食欲の「抑制」と「亢進」のバランスを常にとっていると考えられており、このバランスを安定させるために「睡眠」が重要であることが最近の研究でわかってきました。海外の研究では、7~9時間睡眠の人に比べ、5時間の人は肥満率が50%も高く、4時間以下の人はなんと73%も高くなるという結果もでています。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]痩せホルモンを味方につけるための4つのポイントは
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