カンペで誤読お知らせした途端に顔色変った人気エッセイスト
もうひとつ悩むのが、どこまでルビをふっておくか。すべてにルビをふるとバカにしているのかと不愉快な思いをさせそうだし、さじ加減が難しい。あるエッセイストが出演した生放送の時は、トークの中で「二十四節気」が話題となった。著書が海外版になるほど人気の氏の得意ジャンルは暮らし方本だ。出演者の1人が二十四節気に沿った食生活の提案をしだした際、氏は「にじゅうよんせっき」と言い出した。
まずい、正しくは「にじゅうしせっき」だ。氏はゴニョゴニョと言葉を飲み込むような言い方でごまかしながら発言している。不安だったならば、自身は口に出さなくても会話は成立しそうなものなのに、なぜか「にじゅうよんせっき」を連発する。サブ(副調整室)からカンペでルビをふって見せたほうがいいか。でも、カンペだと別の出演者にも見えてしまい、氏のプライドを傷付けかねない。スタジオ内にいるスタッフが氏にだけ見えるように小さなメモを渡すことに。ハッと一瞬顔色を変えた氏だったが、その場はなんとか丸く収まった。
生放送だからこそのハプニングとも言えるこのドキドキ感。そんな裏側があると思われないように、何食わぬ顔をして放送を出しているのですが、時にはやらかしてしまうかも。そんなことを見聞きしたら、出演者が悪いのではなく、スタッフとの連携が取れていない番組なんだなって思っておいてくださいな。
モジョっこ
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