夏になると盛り上がりを見せるアイス業界。中でも、今年はイタリア風アイスクリーム、いわゆる「ジェラート」がトレンドになりそうです。

カップやコーンでそのまま食べるジェラートだけでなく、最近は、パンやシュークリーム×ジェラートといった、＋αの進化系ジェラートが続々発表されています。

Brigelaは5月3日に東京・清澄白河にオープンしたばかりのジェラートをブリオッシュに挟んだ食べ物「ブリオッシュ・コン・ジェラート（ブリジェラ）」の専門店です。温かいブリオッシュに冷たいジェラートを挟むという新しい食べ方が新鮮で、オープンと同時に話題になりました。

「Brigela」（商品名）は、専門店ならではのこだわりの素材を使用し、ジェラートの味は定番10種と季節の6種、合わせて16種の中から選ぶことができます。また、ジェラートだけでなく、クロワッサンドーナッツで人気の「アンジェリーク東京」とオリジナルブリオッシュを開発するなどおいしさを追求し、オープン直後ながらさまざまな情報番組で扱われるなど評判になっています。新たな食べ方、ブリジェラをぜひ試してみて。

シュークリーム専門店としておなじみ「ビアードパパ」も今夏、ジェラートとのコラボレーションを見せています。「ジェラートシュー」は、その名の通りシューにクリームの代わりにジェラートがたっぷりと詰められた新作で、5月1日から販売されています。味はミルクバニラ、いちご、抹茶、ショコラ、ピーチの5種で、コクがありながらもすっきりさっぱりとした味が特徴です。

価格が各160円とお手頃なのも魅力的。お手軽に進化系ジェラートを楽しみたい人にはぴったりですね。

ナショナルブランドもジェラートに注目しています。ロッテの季節の素材を活かしたカップタイプのジェラート「ジェラートマイスター」シリーズから、今年の夏は「白桃」と「ブルーベリー」が5月25日から初登場です。

特に白桃は果汁と果肉が66％も入ったとろけるような甘さが本格的。価格は240円で、とにかくジェラートが今すぐ食べたい！という人にオススメです。

ピックで食べる定番アイス「ピノ」も、ジェラートタイプになりました。5月18日発売の「ピノルージュベリー」（162円）は、カシス、ラズベリー果汁、ブルーベリーの3種のベリーが使われた濃厚でなめらかなジェラートを、さらにラズベリーチョコでコーティングした、高級感あるピノです。1粒で芳醇な香りと贅沢果実感を堪能できる、ピノファンは絶対食べなきゃ！と思える一品です。

また、2015年5月28日には、今夏最注目のイベント、入場料無料＆食べ放題の「ジェラート博」も、表参道ヒルズで開催されます。

この夏一気に盛り上がりを見せるジェラートの数々。そもそもジェラートとは、イタリア生まれの脂肪分の少ないアイスクリーム（正しくはアイスミルク）のこと。空気含有量が35%未満と少ないため、密度が濃く、味にコクがあると言われています。

女性にはうれしいジェラートブーム、この夏一気に食べ比べちゃいましょ。

＊ 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。