昔取った杵柄の内職で自己満足の日々
職場にも顔を出さないそういうおっさんたちはいったい何をしているのか。決まって「お金にはならないんだけどね」と内職じみたことをしていたりする。懇意にしているアーティストのPVを撮影していたり、若手演出家や俳優とつるんで芝居の手伝いをしていたり、自主映画を撮りだそうとしていたり・・・。
でも、たいてい内職はコケていたりする。若者たちを相手に「自分のプライドなんて捨てたよ」なんていいながら、過去の栄光から空をも突き抜けるほど高いプライドがやっぱり邪魔するのかしら。話を聞いてみると、やっている内容はとてもおもしろく、その多くが前衛的で発想の豊かさに驚くことがある。
でも、実際に運用させていくのは難しいようだ。この手のおっさんたちが恋焦がれているアーティストが同一人物だったりして面白い。高学歴で名物番組を手掛け、今は内職に目を向けているおっさんが、みんなライブに行ったりしているのが女性歌手のOだ。彼女のライブに行ったら、知り合いのおっさんがわんさかいそうでちょっと怖い。
モジョっこ
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。