やろう、やろうと思ってはみるものの、なかなか続かない「英会話」ですが、程度の差はあれど、英語公用語企業に勤める人でも悩みは変わらないようです。
TOEICテスト受験者数は過去最高を更新
日本でTOEICプログラムを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が、英語公用語企業で働く20代~50代のビジネスパーソンに英語に対する意識調査をしたところ、「勤務先で重視されている」と感じる英語スキル1位は「スピーキング」(83.7%)でした。
ところが、「課題(スキルが不足している)と感じている英語スキル」でもワースト1は「スピーキング」で66%。必要とわかっていてもなかなかスキルが追い付いていない、ということでしょうか。
英語公用語企業では、役職があがるほどTOEICスコア800点以上の割合が高くなる(一般社員で22.2%なのに対しマネジメント層は31.4%)こともあり、英語スキル向上を目指したいと考えているようです。
アンケートの中では、今後受けたい英語テストについても聞いており、74.3%がなんらかのテストを受けたいと回答しています。1位は「TOEICテスト」で47.6%、2位は「TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト」で25.7%、3位は「英検」で24.5%でした。
2014年度、TOEICテスト(リスニング・リーディング)の受験者数も前年度を上回り、TOEICプログラム3テストの受験者数は合わせて約262.9万人を記録。TOEICテスト受験者数は過去最高を更新しました。このことからも、企業もTOEICの点数を重視しているのが分かります。
英語公用語企業に勤める人でも苦手なスピーキング、「TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト」で苦手意識を克服するのが近道かもしれませんね。
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